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毎週水曜更新の『マガジン9条』です。

3月の最終週の更新です。
来週、4月になったら、
新しい「マガ9から生まれた本」の
お知らせが出来ると思います。
お楽しみに!

さて、今週の『マガジン9条』は、

まずは【どーなってるの?!米軍再編】シリーズその3、
「米軍再編のねらいと目的」後編を更新。
米軍再編が、日本の自衛隊や政治にもたらす影響について、
ピースデポの梅林宏道さんにお聞きしています。
ピースデポのご協力を得て、米軍再編のロードマップをpdfにて
見られるようにアップしています。

【伊藤真のけんぽう手習い塾】は、
他国からの攻撃に対し、
武力によらない「非暴力抵抗」で立ち向かうことの可能性について、
さらに考えていきます。

岡留安則さんの【癒しの島 沖縄の深層】は、連載第2回。
今月23日に開かれた、
米兵による事故・事件への抗議集会を終えての感想、
そして怒りを綴っています。

【雨宮処凜がゆく!】は、またまた始まった、
新しい「反撃ののろし」についてのレポート。
今、まさに進行中のストライキについても、
生々しいレポートがあります。

【やまねこムラだより】は「温暖化と堆肥」。
あんまり関係なさそうなこの二つの言葉、
実は密接な関係にあるって、ご存じでしたか?

【デスク日誌】は、「「痩せ我慢」を破ってしまいました」とのタイトルで。
さて、どんな痩せ我慢?

【マガ9レビュー】は、斉藤貴男さん・森達也さんが、
元海軍兵の「遺書」を読みながら語り合った対談集
「日本人と戦争責任」を取り上げます。

その他、【お知らせメモ】も更新しています。

それでは、今週もじっくりとお読みください。

(水島さつき)

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3月初旬、出張先のロシアで、同行した日本人からドルを借り、帰国したら円で返す約束をしました。

そのときのレートは1ドル=109円。ところが、3月18日時点で1ドル=97円。

「これで返す金額が減った!」と喜ぶわけには、さすがにいきません。

本来、返済能力のない人たちに住宅購入資金を貸しまくったサブプライムローンのツケが、ドルの下落になって現れたのでしょう。

ロシアの通貨、ルーブルも強くなっています。原油高が続くおかげで、産油国ロシアの景気は好調ですが、ロシアに豊かさをもたらした原油価格が、テキサスで取引されているそれのわずかな需要量で決められてしまう不思議。

地下資源だけでなく、小麦やとうもろこし、そして私たち日本人には欠くことのできない大豆までが、投機の対象になって、価格が釣り上がり、4月には食料品のさらなる大幅な値上げが待っています。

アメリカがイラクに戦争を仕掛けて5年。この間、あまりに金融と軍事に偏重したアメリカ経済ががたつき、中東やロシアの資源大国がどんどん力をつけるという世界の地殻変動が、じわじわと私たちの日常生活に影響を及ぼし、否が応でも世の中の動きに無関心ではいられなくなりました。
毎週水曜更新の『マガジン9条』です。

ものすご〜い分厚い内容の
今週の「マガ9」。
学生さんたちへの
春休み特大号ということにしましょう。
読んでね。

さて今週の『マガジン9条』は、

【この人に聞きたい】は、ジャーナリスト・明石昇二郎さんの第2回。
原発をめぐる、信じたくないような怖いお話を、さらに聞かせていただきました。

【どーなってるの?!米軍再編】は、その3をお届けします。
NPO「ピースデポ」の梅林宏道さんに、
「そもそも、米軍再編って何?」をご解説いただきました。

そして、新連載が登場! 【癒しの島・沖縄の深層】
雑誌『噂の真相』の編集・発行人だった岡留安則さんが、
現在拠点とする「沖縄」を綴る辛口コラムです。

おなじみ連載陣も続々更新。
【森永卓郎の戦争と平和講座】は、
森永さんが出演した某テレビ番組のテーマだった
「防衛費半減」について。森永さんがご自身の主張を語ってくれています。

【狸穴から】は「ありがとう」という言葉の功罪について。

【雨宮処凜がゆく!】は、1ヵ月後に控えたメーデーを前に、
予定されているいろんなイベントや集会のお知らせを。

【やまねこムラだより」】では、
映画『六ヶ所村ラプソディー』を見たばかりの辻村さんが、
その感想を綴ってくれています。

【デスク日誌】は、「チベット」「原発」「裁判員」の三つのテーマについて。

【マガ9レビュー】は、元外務官僚・佐藤優氏の著作を取り上げます。

その他、【みんなのこえ】【お知らせメモ】も更新しています。

それでは、今週もじっくりとお読みください。

(水島さつき)

ベルリン自由大学で政治学を専攻しているデニス君とメールのやりとりをしていました。ドイツの州議会の緑の党/連合90(ドイツ統一後、旧西ドイツの「緑の党」と旧東ドイツの民主化運動の流れをくむ「連合90」が合併)議員団でのインターンシップの経験もある彼に、緑の党について聞いたのがきっかけです。

環境はとても大切なテーマだけど、ここ数年、ドイツの政党がどこも環境政策を重視しているなか、緑の党の存在意義は弱まっているのではないか。

そんな疑問を投げかけると、彼からはこんな答えが返ってきました。緑の党は環境保護を訴えるだけでなく、人種差別や偏見から解放された社会を目指しているのだと。

緑の党は男女間の格差や外国人差別、同性愛者に対する蔑視といった問題に敏感です。

そういう意味で、緑の党やその支持者たちの日本に対する目は厳しい。彼(女)らには、日本が先進国のなかでは、とくにマイノリティが生きづらい国に見えるからでしょう。

ちなみにデニス君の住むベルリンの市長、ドイツ社会民主党のクラウス・ヴォーヴェライト氏は2001年の市長選挙を前に、自分がゲイであることをカミングアウトしました。

それがマイナスにならないのが、この町のいいところ。いろんな人がいてOKという町は、よそ者にとっても住みやすい。

緑の党は「社会のマイノリティの利益を代表する」政党だとデニス君はいいました。といっても、同党が政界で少数派に甘んじているわけではありません。1998年から2005年までドイツ社会民主党と連立政権を組み、政権担当能力のあることは証明済みです。

ところでわが国の政党は、「国民のため」という言葉が多すぎると思いませんか? 

道路財源についても、日銀総裁の選出についても、国民のためになるとかならないとか。外交ならまだしも、内政問題には、そこで得する人と損する人が必ずいるはず。政党はそのどの層の利益を代表しているのか明らかにすべきだと思うのです。

国会空転の原因は、衆参ねじれ現象のせいではなく、きちんとした対立軸を示さない政党間の議論に原因があるのではないでしょうか。
子供たちが寝る前によくお話をしています。

桃太郎やかぐや姫、あるいはグリムやアンデルセンの童話はとっくに語りつくしてしまったので、いまは私の創作。というか、むかし見た映画や小説の換骨奪胎、つまりパクリです。

 最近、子供に好評だったのは「ミクロの決死圏」のネタ。医療チームが不治の病を治すため、ミクロの存在になって人体に入っていくという映画を、風邪を引いたお父さんの鼻の穴に、ノミくらいになった子供たちが入り込み、ビールスをやっつけるという冒険譚にしました。鼻毛の林を分け入り、鼻水のねばねばに悩まされ、咳の暴風雨を浴びながらも、ビールスと戦う勇敢な子供たち――と書きながら、恥ずかしくなってきますが。

これ以外にウケたのは大林宣彦の「転校生」、黒澤明の「七人の侍」の主人公を小学生にしたやつでした。彼らが大きくなって、これらの映画を見たら「オヤジの盗作」がばれることでしょう。

ある日、話が終わった後、息子がぼそっといいました。

「おれ、夢みたくないんだよね」

どうして? と聞くと、

「だって怖いのみたらいやじゃん」

でも楽しい夢もあるだろ。

「楽しい夢だったらさー、目が醒めたとき、がっかりするし」

 それを聞いて「夢のないやつだなあ」と思ったのですが、確か、松坂投手が「夢という言葉は好きじゃない」と言っていたのを思い出しました。夢って実現不可能なものだからというような理由だったと思います。また、野村監督も例のぼやき調で,

「夢は嫌いや。すぐ消えるからな」

 私は息子にこのエピソードを話し、「お前もがんばれ」と、意味のない励ましをしてしまいましたが、とりあえず「リアリスト」ということでよしとしておきました。
「あたご」との衝突事故、そろそろ捜索も打ち切られ、泣きそうな顔の防衛大臣もテレビに出まくるのをやめました。

自衛隊の発表が嘘だらけだったり、あとから言い訳を言ったり、の「なんだかなあ」感に比べて、あの白髪の、勝浦の組合長さんのすばらしいこと! 私はつくづく感心しました。

あの勝浦の漁民のみなさんの態度です。もちろん怒りはあるでしょう? 仲間をあんな軍艦に蹴散らされたのですからね。それでも、彼らは品性のある態度で防衛大臣や首相をむかえ、毅然と要求を述べました。口汚くののしったりしませんでした。
仲間のために漁を休んで捜索する。理路整然と当時の状況を説明する。そういう他の船の船長さんにも好感をいだきました。

ホンネで語るおばあさんが一人いて、それがあの方たちの本心を表現していたとも思います。それも、気持ちがとてもつたわりました。

やっぱり、誇りをもって、仲間を愛し、懸命に生きている人たちは違います。日本の普通の人たちが、政治家や官僚や軍人よりずっとずっとレベルが高いのではないかと、悲しい事故の報道のなかで少しだけ希望をみいだしました。
勝浦のみなさん、すごく、かっこよかったです。
毎週水曜更新の『マガジン9条』です。
さて、2005年の3月1日よりスタートした当サイト、
毎週毎週更新を重ねて、4年目に突入です!
今後もおつきあいのほどを!

今週は、もうひとつ
おめでたいニュースが飛び込んできました。
川田龍平さんと堤未果さんのご結婚!
これはめでたい。
ということで、昼間っからカンパーイ!
水島さつきの更新のお知らせです。

さて今週の「マガジン9条」は、

毛利子来さんのエッセイ【狸穴から】
今回のお題は「「よろしく」の構造」。
あなたも日に幾度となく口にしているはずのこの言葉、
ちょっと立ち止まって考えてみませんか?

【雨宮処凜がゆく!】は、
「「生きる意味」を教えてくれた猫」。
かつて「猛烈に”生きる意味”に飢えていた」という雨宮さん、
その答えをくれたのは、今も雨宮さん宅で「傍若無人」に暮らす猫でした。

【やまねこムラだより】は、「メメント・モリ(死を想え)」。
人は生まれ、そして必ず死んでいく。
その当たり前のことを、
もう一度思い返してみる必要があるのかもしれません。

【デスク日誌】は、「殺す軍隊、殺さない軍隊」。
イージス艦事故をめぐり、次々明らかになる防衛省の対応のまずさ。
そこから見えてきたのは、「とても戦争なんてできそうにない」、
自衛隊という軍事組織の姿でした。

【マガ9レビュー】は、
哲学者アントニオ・ネグリと文学者マイケル・ハートの共著
『マルチチュード』〜〈帝国〉時代の戦争と民主主義。
かつて、世界に巻き起こる変化を
「帝国」のキーワードで読み解いて話題となった
『帝国』の続編ともいうべき作品です。
その他、【みんなのこえ】【お知らせメモ】も更新しています。

それでは、今週もじっくりとお読みください。

(水島さつき)
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マガジン9条編集部
magazine9
ここは「マガジン9条」のブログです。「マガジン9条」とは、05年の3月に立ち上がった週刊のウェブマガジン。「憲法9条」のことを中心にさまざまな記事を掲載しています。このブログは、その「マガ9」の編集に関わるスタッフたちよって綴られる日々のあれやこれやです。「マガ9」の更新情報や、編集からこぼれてしまった情報などもこちらで紹介していきます。
●スタッフ紹介・・・・
水島さつき)
編集作業と事務局の仕事、それから週一のメルマガ担当。時々、「この人に聞きたい」インタビューや対談、ルポなどもやってます。年齢は秘密です。趣味は、猫を可愛がること。
コルヴィッツ)
「世界から見た今のニッポン」へのコラムを集めるべく、友人知人関係を越えて、ネットの海を遊泳しています。気分転換にやるのは、深夜にロックをヘッドフォンで聴いて踊ること(もちろん誰も見てないところで)。
想起来)
(シャンチーライと読んでください。中国語で「思いつく」)「マガジン9条」創刊以来の関わりですが、今は特に担当はありません。関心があるのは、肩こり、眼精疲労、腰痛をどう治すか。北京五輪に行くかどうか、迷ってます。好きな食べ物は、りんごとおせんべい。
アンドレ)
2m近い身長に120キロの体重をもち、どこからどう見ても体育会系、が、まったく運動をしたことがないオタク中年サラリーマン35歳。埼玉県在住。マガ9のアクセス向上主任。好みのタイプは音無響子。
図案チーム)
デザイン、イラストを担当の4人チーム。マガ9のページデザインには、読みやすさ、明るさ、ばかばかしさ、正直さ、テキトーさを心がけています。
「マガ9」の本
「マガジン9条」に連載されていた記事から6冊の本が生まれました。※アマゾンにリンクしています。






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