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筑紫哲也さんがお亡くなりになりました。
ほんとうに残念です。

「マガジン9条」では、追悼・筑紫哲也さんとして、
朝日新聞での同僚だったジャーナリスト、
柴田鉄治さんからの特別寄稿
連載コラムでは【癒しの島 沖縄の深層】の
岡留安則さん、
【週間つぶやき日記】の鈴木耕さんが、
文章を寄せています。
みなさんからの、ご意見も
「ご意見フォーム」からどうぞお寄せください。

さて、その他の今週の「マガジン9条」は、

【この人に聞きたい】は、
かつてラジオ番組「スネークマンショー」で
一大ブームを巻き起こした
音楽プロデューサーの桑原茂一さんが登場。
リアルタイムで聞いていた世代も、
そうでない世代も、必読です。

【15歳からの国際平和学】は、
オバマ政権になると、
イラク・アフガニスタン政策はどう変わる? 
日本はどうする? 気になるこの話を、
伊勢崎賢治さんに緊急インタビューしました。

【雨宮処凜がゆく!】は、
「麻生邸を見に行く」リアリティツアーのその後を。
逮捕されていた3人の釈放を喜びつつも、
事件を改めて振り返り、
危機感を新たにする雨宮さんです。

【狸穴から】は、「KY」がテーマ。
気になってた人も多いだろうこの流行語、
たぬき先生はどう見ているのでしょう?

【鈴木邦男の愛国問答】は、
先日、鈴木さんが早稲田大学に講演に行ったときのお話を。
40年を経て、母校もかなり様変わりしていたようです。
その一方で、新宿ロフトで行われたイベントでは・・・。
久しぶりに心躍ったという鈴木さんのそのわけは?

【マガ9レビュー】は、
イラン映画「オフサイド・ガールズ」を取り上げました。
その他「みんなのこえ」も更新しています。

【求む!!パトロン】は、
「パトロンのみなさま」のコーナーへのお名前を掲載しています。
ありがとうございました!! パトロン証も続々用意しています。

その他【みんなのこえ】も更新しています。
今週も、雨宮さんのコラムへの感想、激励、
ご意見、たくさんありました。

【お知らせメモ】は、随時更新となりましたので、
時々、チェックしてみてくださいね。
告知したいイベント情報は、専用メールフォームからどうぞ。
「お知らせメモ」のコーナー内のトップ、左側にあります。

それでは今週もじっくりとお読みください。
(水島さつき)

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Comment※コメントは承認制とさせていただいてます。
伊勢崎賢治さんの「米軍の駐留という点では、イラクと日本は同じ境遇なのですが、この違いを皆さんはどう考えます?」という問いかけに、少々長い拙論ですが考えてみました。
 尊厳の有無の違い。
 これが、日本人とイラク人の違いであり、同時にアメリカと向き合う姿勢の差異となったと私は考える。

 このことを分かりやすく示す為に、恐縮ながら些か長くなるが、今の日本とは全く違った、一種の極論の世界が描写された小説を紹介し、その内容を抜粋したい。

「箱根でジョギングをしていたはずの小田桐はふと気が付くと、どこだか解らない場所を集団で行進していた。そこは5分のずれで現れた『もう一つの日本』だった。
『もう一つの日本』は地下に建設され、人口はたった26万人に激減していたが、民族の誇りを失わず駐留している連合国軍を相手に第二次世界大戦終結後もゲリラ戦を繰り広げていた……。」
Wikipediaでこのようなあらすじで紹介されている村上龍著作の『五分後の世界』は、かなりショッキングな文章のオンパレードである。
http://www.bk1.jp/product/01439361

(P157より)「どういうことですか? と小田桐は聞いた。答えてくれたのはマツザワ少尉だった。
『沖縄を犠牲にして無条件降伏した場合は、最終的にアメリカの価値観の奴隷状態になると予測が出ました、経済的な発展のレベルは何段階かありますが、結果は基本的に同じことで、つまりアメリカ人が持つある理想的な生活の様式をとり入れて、そのこと自体を異常だと気付かないということ、文化的な危機感は限りなくゼロに近づいていくので、例えば日本人だけが持つ精神性の良い部分を、アメリカが理解せざるを得ないような形にして発信するという可能性はなくなります、そうですね、アメリカでとてももてはやされている生活のスタイルがそのまま日本でももてはやされる、それに近い状況になるということでしたね、政治的にはアメリカの顔色をうかがってアメリカの望むような政策をとるしかなくなる、外交面では特にその傾向が強くて、日本の政治力、政治的影響力は国際的にゼロかもしくはマイナスとなります、マイナスという意味は、日本の外交能力のなさ、外交政策決定力のなさが国際的なトラブルの原因になることもあり得るということです、具体的に言うと、アメリカ人が着ている服を着たがる、アメリカ人の好きな音楽を聞きたがる、アメリカ人が見たがる映画を見たがる、アメリカ人が好きなスポーツをしたがる、ものすごく極端に言えば、ラジオからは英語が流れて、町の看板もアルファベットばかりになり、人々は金色や赤に髪を染めて、意味もわからないのにアメリカの歌に合わせて踊る、というところでしょうか、そしてそれが異常なことだと気付くことができないくらいの奴隷状態に陥る、それにしてもあなたを見ていると、やはりシミュレーションにすぎないということがよくわかります、あなたは髪を金色に染めたりしていません』
 マツザワ少尉はそう言って小田桐に笑いかけた。いや本当は今あなたが言った通りなんです、と小田桐は言おうとして、止めた。…」

(P144、国民学校小学部六年教科書「社会」より)
「その5 日本国の今後
 全世界はいまや混乱と、迷いの時代にはいっています。武力紛争、内乱、きが、環境破壊、差別、かぞえきれない問題がいたるところで起こっているのです。国連はもちろんのこと、どの国も次の時代に向けての、新しい価値観をつくり出してはいません。
 しかし、大切なのは価値観や目的意識ではありません。ここが、われわれ日本国とアメリカの最大のちがいです。もっとも重要なのは、生きのびていくこと、生存そのものです。われわれ日本国が戦争を通じて学んだのは、まさに、そのことでした。
 生きのびていくために必要なものは、食料と空気と水と武器、そういうものだけではありません。勇気と、プライドが必要です。われわれは、この五十年間、一人の戦争ノイローゼも、自殺者も出してはいません。
 われわれは、世界中のどの国も経験していなかった危機の中から出発し、今も危機の中にあります。アメリカを中止とする国連軍との戦いはつづいています。その戦いがやむことは絶対にないでしょう。しかし、ラテンアメリカ、アジア、アフリカから、また内乱や紛争にあえいでいる国々から、われわれは信頼されています。われわれの、軍事的能力とプライドが信頼されているのです。
 われわれはどの国の助けもかりずに今まで生きのびていて、どの国にも降伏せず、どの国にも媚びず、どの国の文化もまねずに、すべての決定を、われわれじしんがくだしてきて、全世界に影響をあたえつづけています。
『いかなる意味の差別もない国はアンダーグラウンドの日本だけである』一九七二年に地価司令部をおとずれたアインシュタイン博士を団長とする国際視察団が発表したコメントです。すべての差別は、勇気とプライドのないところに、世界にむかって勇気とプライドを示そうという意思のない共同体の中に、その結束と秩序を不自然にまもるために生まれるものです。…」

(P159より)「どうして戦い続けるのですか?
『理由は一つだよ』
 ヤマグチはオムライスをきれいに食べ終えている。
『一つで充分なのだ、私の父はニューギニアの戦線から戻ってきた、歩兵二百三十八連隊だ、父も含めて、ニューギニアやガダルカナルやビルマで戦った兵士達は、日本の歴史が始まって以来、もっとも苦しみ、もっとも貴重な情報も得た人々だ、彼らは、兵士として、海外とかかわった、外交使節団やわずかな商社員、ひとにぎりの留学生を除いて具体的に海外とかかわったのは有史以来彼らが最初なのだ、無知だったために戦争犯罪もあった、だが、彼らは、戦闘どころか、生存さえも困難な状況で戦い続けた、そうやって彼らが得た情報をムダにすることは許されない、いいか、絶対に許されないのだ、その民族が生きのびていくためには次の世代に大切な情報を確実に伝えていかなくてはならない、選択の余地はなかった、彼らが得た貴重な情報を正確に伝えるためには、戦い続けるしかなかったのだ』
 …。」

 『五分後の世界』の世界は苛烈である。
 つねに危機が付きまとい、生き残る能力のない者はあっけなく死に、一切に躊躇もなく引き金を引き、処刑も殆ど情状酌量もなく(小田桐はわずかな例外であるといえる)あっという間に実行される。だがそんな世界であるからこそ文化や民族、そして自らの生に対する尊厳が、真の意味において輝きを増す。虚構の世界の話ながら、そんな情景を見事な文体で読者に魅せつける。

 
 『五分後の世界』のように、人口が約400分の一になるほどの苛烈な世界ではないが、イラク国民もまた、フセイン政権の恐怖政治や、スンニ派とシーア派とクルド人勢力と3大勢力の対立と争いなど、文化的な危機感は限りなくゼロに近い日本人とは比べ物にならない世界を生きている。そんなイラク人は、当然ながら文化や民族、そして自らの生に対する尊厳は日本人(やドイツ人)とは比べ物にならないだろう。ましてや日本とドイツはリベラルな勢力が中心となって伝統的アイデンティティを否定、霧散化させることを奨励しているくらいであるのだ。

 とはいえ、イラクの文化圏では我々平和ボケした日本人の想像もつかない出来事が頻発している。
 当然ながら死と隣り合わせの世界(本年9月の駐留米軍の死者数は25人、イラク人死者数は440人で、2003年の対イラク武力行使以降最低レベルで推移したそうであるのだが)であり、男尊女卑は強く、酷い例として「名誉の殺人」まで行われるほどである。(なお、Wikipediaによると「あまり知られていないことだが、イラク前大統領のサッダーム・フセインも名誉の殺人を批判していた」とのことである)
 対して日本では、アメリカに屈服したのち、ベアテ・シロタ・ゴードン氏らGHQ憲法草案制定会議のメンバーが辣腕を振るったおかげで、今では女性の方が強いといわれるほどになったのである。
当然ながら、男尊女卑の日本文化をアメリカが破壊したことは、「善いこと」と看做されているが、ものごとにはすべからずプラス面とマイナス面がある。
つまり同時に、「政治的にはアメリカの顔色をうかがってアメリカの望むような政策をとるしかなくなる」国になってしまったのだ。

 石坂啓氏は、「アメリカはジャイアンで、日本はスネ夫である」と形容されていたが(http://www.magazine9.jp/interv/ishizaka/index.html)、正確に言えばアメリカにコテンパンに叩きのめされ、自らの民族性、歴史、文化に対する尊厳の放棄を選択した日本は、スネ夫になるしか選択肢はなかったのである。
 ここで、「マンガを描いていると、段々、性格が悪くなってくるんです」と自任される石坂氏より、さらに輪をかけて性格極悪人発言をのたまうが、仮にリベラル政党が与党となり、いくら日本が「平和主義で頑張ってます」といった宣言をしたところで、アメリカとの関係性は何ら代わることはないし、「スネ夫(=日本)を学校の友人(=アジアの国々)は冷ややかに見ていて、尊敬していない。」状況は何ら代わりがない。
 なぜなら、アメリカの与えたルール(憲法9条)に従って平和主義で米軍基地にたいする抵抗運動や反戦運動をしたところで、アメリカは地位協定などを現状維持をキープしたまま、政権が親米勢力に交代するまで放置するだけの話である。
加えて日本のリベラルは日本人としての伝統的アイデンティティを否定しているのである。
その彼らが尊敬するマハトマ・ガンディーとマーティン・ルーサー・キング・Jrは、手法は非暴力ながら、彼らの運動のベースとなったのはインド・ナショナリズムや黒人種としてのルーツに対する尊厳であるといえよう。
これら、ガンディーやキング牧師よりも手持ちの切り札のない状態で、ジャイアンどころか全盛期のマイク・タイソンのようなアメリカと勝負しても、結果は火を見るより明らかである。
そして、アメリカに何も出来ず、「私たちは平和の為に頑張ってアメリカ批判をしています」と主張しても、「大切なマンガ本やオモチャを取り上げられ、泣き言を言っているスネ夫」程度の、冷ややかな目で見られてしまう可能性があることを覚悟しなくてはならないと私は考える。
 では、石坂氏は真の信頼を得ることを第一として、ベアテ氏がお呼びでない『五分後の世界』のほうが良かったと言われるのだろうか。
まあ、まずそれは「No!」と叫ばれるだろうことは想像に難くない。
そして、石坂氏と同じく「No!」と叫ぶ日本人は、過半数を優に超えるであろう。

 それに対して、イラク人はアメリカに降伏せず、アメリカに媚びないからこそ、イラク政府との地位協定は日米地位協定よりも、ずっと”まし”なものとなったといえよう。
もし、アメリカがジャイアン化したら、その時は内紛を一時中断したのち、一致団結して遠慮なく自動小銃を米兵に向けてぶっ放すまでの話である。
 イラクはたとえ諸外国に信頼されることはなかったとしても、少なくとも軽蔑をされることはないのである。

 
 さて、ここまで長々とした文章を読まれ、そのあんまりな内容に怒髪天を衝かれた人がおられたら幸いである。そして、ここからが本題である。 
 
 村上龍氏が『五分後の世界』という幻想郷を作り出して、逆説的に暴き出した今の日本の情けない状況、あるいは石坂啓氏が形容し、私が加筆した「日本のスネ夫状態」について、内田樹・神戸女子学院大教授は、さらに身も蓋もなく、「憲法九条と自衛隊の『内政的矛盾』は、日本がアメリカの『従属国』であるという事実のトラウマ的ストレスを最小にするために私たち(註:右派も左派も)が選んだ狂気のかたちである。そして、その乖離症状から引き出しうる限りの疾病利益を私たちは確保してきた」と指摘する。
しかしその行為こそが、世界中から軽蔑の目で見られてしまっている可能性をつくりだしてしまったのである。
 
ならば尊厳の復活や日本の名誉回復方法に頭を酷使するより、いっその事「世界平和の為」、「世界の人々が戦争で死なないようにする為」、あえてピエロを演じ続けてみるほうが合理的かもしれない。
 世界のどこかで起こっている紛争地域に基本的に丸腰で出かけ、当事者の妥協を模索し促すのである。
 とりわけ、日本が属国である以上、その親分であるアメリカと対話する機会に恵まれていることは、世界平和を達成する上で、かなり優遇されたポジションにいると言えよう。
 そこでアメリカに対しては、彼らの国益の利益になり、かつ平和的にアメリカが当事者となった戦争に対する解決策を提示し、妥協を促すのである。
「『従属国』であるという事実のトラウマ的ストレスを最小にし、かつ、その乖離症状から引き出しうる限りの疾病利益を確保した」などとは、神業に近いほどの妥協術である。
 日本はその優れた「妥協術」を駆使して、世界平和の構築のために当面はピエロになるとよいであろう。
 その為には、内田氏が指摘するように、「『護憲派と改憲派の間の内政的矛盾に日本をダメにしているすべての原因がある』という話型を私たちはこれからも確信犯的に、病識をもった上で、あえて病み続ける」こと位は朝飯前にならなくてはならないといえよう。
 日本人は、「今の時代は織田信長が『うつけ者』と言われた時期と同じである」という思いを秘めつつ奴僕ピエロを演じつつ、出来杉くんの脳みそをもち、それを用いて世界平和を考えるスネ夫になることが、一番の理想的状態であると私は考える。

 以上が私の愚考する、「憲法9条は平和創造の鍵となりえる」という考えの詳細である。

 
 
十文字(衆愚代表) 2008/11/17(Mon)02:55:53 編集
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