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「グッドモーニング、エブリバデー。今日からサミットやからな、授業は英語でやろかのー」と言ったのは体育教師でした。われわれ生徒はドン引きでしたが、彼は校庭でかまわず「わははははー」と高笑い――。

いまから約30年前の1979年6月、東京サミットが行われたときのことです。田舎の学校でも、「日本に先進国の首脳が一同に集結!」というビッグニュースで持ちきりでした。

脱亜入欧の時代じゃあるまいし、といまならツッコミを入れるところですが、当時、通っていた高校はホストとしてサミットを仕切った大平首相の出身校。先生たちはほとんどユーフォリア状態でした。

そもそもサミットを提唱したのは、西ドイツ(当時)のシュミット首相とフランスのジスカールデスタン大統領です。1970年代はOPECの石油値上げやベトナム戦争でのアメリカの敗退など、戦後世界の枠組みが大きく揺れ動くなか、西側先進国は団結して対処しようというようなことをシュミットが言ったのが始まりだったと思います。

原油価格の高騰、アメリカの影響力の低下って、いまと状況がとても似ている。でも、違うのは世界の仕組み。西側に対抗する東側(社会主義陣営)はないどころか、敵であったソ連=ロシアもG8の仲間になっている。

シュミットは1990年代後半、投機が横行する国際金融の現状を憂慮し、国際的な資本取引には規制が必要だと、早くもグローバリゼーションに警鐘を鳴らしていました(「グローバリゼーションの時代」)。

ところが、その後も延々と続いたサミットは、まったくの無策というか、グローバリゼーションにブレーキをかけるかわりに、アクセル踏んだというか、その性格が設立当初の目的とずいぶんかけ離れてしまったように思えます。この先進国クラブ、真剣に原油や穀物の価格高騰に歯止めをかける気があるとは思えません。ブッシュ大統領は、先の食糧サミットにも出てないし。

あの上機嫌の体育教師の笑顔を懐かしく思い出すとともに、いまのG8のお祭り騒ぎに「時代遅れ」を感じているこのごろです。
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毎週水曜更新の『マガジン9条』です。

先週、告知しました「カンパで、すてき☆てぬぐい」、
たくさんの方が響いてくださいました。(感涙ッス!)

添えられた応援メッセージもギザうれしス(使い方合ってる?)
まずは、この場を借りて、お礼申し上げます!!

と申しましても、まだまだ絶賛受付中!
まだの方、迷ってる方、のんきに構えてるあなた、
またあるいは、まっるっきりそんな気ないよという
ふざけた貴兄までをも含めつつ、メルマガならではの情報です。
「すてき☆てぬぐいは、数に限りがありますよ」(出た、効くコピー)

さて、今週の「マガジン9条」は、
【伊藤真のけんぽう手習い塾】は、二つの主権について。
国家主権と国民主権。
日本は独立主権国家のはずなのに、
なぜこうも、アメリカのいいなりなのか・・・。
普段温厚な塾長が怒りにふるえています。

【鈴木邦男の愛国問答】は、40年ほど前に鈴木さんがかかわった、
憲法をめぐるある論争について。
「明治憲法復元改正論」って、知ってますか?

【伊勢崎賢治の平和構築ゼミ】が第2回。
引き続きノルウェー出身のグンナー・レークビックさんを迎え、
ノルウェーの「平和外交」について議論を交わします。

【どーなってるの?!米軍再編】シリーズ、
半田滋さんへのインタビューも第2回。
自衛隊の現場を長く取材してきた半田さんに、
米軍再編によって自衛隊はどう変わるのか?をお聞きしました。

【雨宮処凜がゆく!】は「もうひとつの世界」を掴みに。の巻。
まもなくG8開幕、その抗議行動のスローガンともなっている
「もうひとつの世界」とは?

【やまねこムラだより】は、「肥料よ、お前もか!」。
ニュースを見れば「値上げ」の文字が躍る昨今、
「お前もか」の嘆きに共感する方も多いのでは?

【マガ9レビュー】は、
企業買収をめぐる経済ドラマ「ハゲタカ」を取り上げます。
私もこれ、3回みました!

【週間つぶやき日記】は、
消費税、原発、北朝鮮のテロ支援国家指定解除について…。
今週もいろんなテーマでつぶやいています。

その他【みんなのこえ】も更新しています。
カンパの際に寄せられた、激励メッセージ、
うれしかったので、たくさん載せました。

【お知らせメモ】は、随時更新となりましたので、
時々、チェックしてみてくださいね。
告知したいイベント情報は、専用メールフォームからどうぞ。
「お知らせメモ」のコーナー内のトップ、左側にあります。

ところで、また【カンパですてき☆てぬぐい】の話にもどりますが・・・
先週申し込まれた方の分は、昨日メール便にて一斉配送いたしましたので、
一両日中には、お手元に届くかと思います。
もし、今週末になっても「申し込んだのに、届かない!」という方は、
編集部までお手数ですが、ご一報ください。
opinion_1@magazine9.jp
それでは、今週もじっくりとお読みください。

(水島さつき)

ノーパンしゃぶしゃぶ、消えた年金、そして居酒屋タクシーと、官僚による税金の私的使いっぷりの報道が絶えません。

国家公務員を志望する人の動機には、「公僕として国を支えたい」や「安定した職場で働きたい」などがあると思います。前者なら誇りをもつことができる。後者なら安心が得られる。

なのに、その上、お金もたくさんほしいとなると話はおかしくなる。お金を稼ぎたいなら民間を目指せばいいのに。

キャリア官僚の方と話すと、ときどき、彼らに「これまでの人生で行った投資を回収している」意識があるように感じることがあります。国家公務員の上級試験に合格するため、多くのお金と時間を費やしてきたのだから、その努力に対する報酬(たとえば天下り)は当然――みたいな理屈。

人生が努力と我慢の連続だったと考えているとすれば、トップレスのお姉さんを見ながらしゃぶしゃぶ食べたり、年金保険料でカラオケセット買ったり、タクシー乗って現金をキックバックしてもらったりするのは「ご褒美」と思えるのかもしれません。

高級官僚は学校での競争に勝ち抜いてきた方々です。その勝利の恩恵のひとつが居酒屋タクシーだったとすれば、それはあまりにも悲しいし、競争って何なの? と疑問に思えてきます。

もうすぐ北京オリンピックで、個人的には日本のサッカーチームのプレーに期待しているのですが、前回のアテネ男子では、山本昌邦監督が過剰なほど「チーム内での競争」を言うのが気になっていました。

一流アスリートの世界を知るべくもないので、えらそうなことは言えませんが、試合の直前までレギュラーを固定せず、内部で競争させたら、本番でみんな心身ともにへとへとになっているのではないかと思ったのです。

「だからアテネでは予選リーグで敗退した」などとはいいません。ただ、チームがまとまったら、早めにレギュラーとサブの役割分担を明確にしたほうが全体の力はアップするのではないか。

今月から始まったサッカー欧州選手権でのイタリアやドイツの試合を見ていると、その強さは内部の過剰な競争とは違うところにあるんじゃないかと思えてきます。

――なんて印象論で、話がずれました。

ただ、日本は「和」を大事にする集団主義のメンタリティといわれているけれど、実はかなり個人主義的なのではないか。最近そんな気がしています。

毎週水曜更新の『マガジン9条』です。
さて、カンパする機会をこしたんたんと
覗っていたみなさま、お待たせしました!

先週予告したとおり、
カンパのお礼として進呈のマガ9オリジナル粗品、
「すてき☆てぬぐい」をご用意しました。
まずは、トップページの「カンパのお願い」を
お読みいただきまして
ご協力のほど、よろしくお願いいたします!


さて、今週の「マガジン9条」は、
本日開講!「伊勢崎賢治の平和構築ゼミ」がいよいよスタートです。
伊勢崎さんがナビゲータ役となって、
世界各地から集う学生たちに、それぞれの国の歴史や現在、
そして日本や憲法9条について、じっくりと語ってくれます。
国際社会における平和構築とは、何か? について考えていきます。
第1回は、ノルウェー出身のグンナー・レークビックさんが登場です。

「どーなってるの?! 米軍再編」は、
シリーズその5。長く自衛隊取材を続けてこられた
ジャーナリストの半田滋さんに、米軍再編に伴う、
日本政府の莫大な負担費用の実態について伺いました。

「雨宮処凜がゆく!」
開幕まで10日あまりとなった洞爺湖サミット&G8キャンプの話題を。
北海道で、東京で、さまざまなデモやイベントが予定されています。

「やまねこムラだより」は、
「「愚直」ということ」。
田植えから1ヵ月あまりが経ったやまねこムラ、
今度は草取りのシーズンがやってきたようです。

【癒しの島 沖縄の深層】は、6月23日の沖縄にて、
思うことをつづっています。

「週間つぶやき日記」も更新。
加速化する死刑執行、自殺者の「10年連続3万人超」…。
果たして、この国はどこへ行く?

「マガ9レビュー」は、
戦前は共産党の指導者、
戦後は自称「右翼」として政界・財界に強い影響力を持った
田中清玄の自伝を。その型破りの人生からは、
さまざまなことが見えてきます。
その他「みんなのこえ」「お知らせメモ」も更新しています。

その他【みんなのこえ】も更新しています。
【お知らせメモ】は、随時更新となりましたので、
時々、チェックしてみてくださいね。
告知したいイベント情報は、専用メールフォームからどうぞ。
「お知らせメモ」のコーナー内のトップ、左側にあります。

それでは、今週もじっくりとお読みください。

(水島さつき)

あまりの燃料代の高騰に対して、ヨーロッパでは漁業関係者による激しい抗議行動が起きていますが、日本でも漁師さんたちが立ち上がりました。

1回の操業にかかる燃料代が8万円で、漁獲高が5万円。これでやる気がおこるわけがないだろうと言ったのは、あるイカ釣り漁船のベテラン船長さんです。全国のイカ釣り漁船は昨日から2日間の休漁。日本かつお・まぐろ漁業協同組合も、所属漁船の休業を決めているそうです。

お隣の韓国では、運送業界のトラック運転手のデモがありました。ガソリン代がこれだけ上がってしまったら、運送賃を抑えるのはもはや不可能。それが無理なら「いっそ俺たちを殺せ」と。

原油が逼迫しているわけではない。投機の対象になって、価格が青天井で上昇している。

地球からの直接の恵みである天然資源に限っては、投機の対象にすべきではないと、私は思うのですが。

額に汗することなく、お金をあっちからこっちへ動かし、濡れ手に粟で儲けた人間が、高級レストランで舌鼓を打つ――そんな光景を想像すると、眩暈がしてきます。
毎週水曜更新の『マガジン9条』です。

さて、今週の「マガジン9条」は、
【この人に聞きたい】は、
ミュージシャン・小室等さんの第2回をお届けします。
9条は「ノドにひっかかった小骨でもいい」という小室さん、
その意味するところは?

【森永卓郎の戦争と平和講座】は、
秋葉原で起こった無差別殺人事件について。
ほとんどのマスコミが伝えなかった事実を踏まえ、
事件の背景を検証します。

連載第二回、【鈴木邦男の愛国問答】は「反日」がテーマ。
ここ数年、インターネットなどでもよく見かけるコトバですが、
さて何がほんとに「反日」?

【狸穴から】は、「だれがやっても同じ」。
政治について、行政について語るとき、
あなたもついつい口にしていませんか?

【雨宮処凜がゆく!】は、
「ストップ硫化水素自殺」「ストップ無差別殺人」の巻。
先週、雨宮さんが出演したあるイベントの報告です。

【癒しの島 沖縄の深層】は、
自然災害が各地で相次ぐ状況を受けての提言。
軍事力に頼らない、
日本が担える「国際貢献」の選択肢の一つがここにある?

【やまねこムラだより】は、「朝飯前の仕事」。
夏が近づき、「朝飯前」から忙しく働く辻村さんです。

【マガ9レビュー】は、
被爆者でもある俳優・美輪明宏の自叙伝
「紫の履歴書」を取り上げます。

【週間つぶやき日記】は、史上初の「総理大臣問責決議」、
そして東京オリンピックと岩手・宮城の大震災について。

その他【みんなのこえ】【お知らせメモ】も更新しています。
それでは、今週もじっくりとお読みください。

(水島さつき)

ちょっと前、わけもなくイライラすることがありました。でも「イラつくには理由があるはずだ」と思い直し、ここ数日の自分の行動をトレースしてみると、私の視界がえらく狭まっていることがわかりました。

自宅は(小さな)マンション、通勤手段は地下鉄、職場はビルのなか、しかも、そこでパソコンのディスプレイとにらめっこ。数日間、せいぜい半径30メートルくらいしか見ないで生活していたのです。

で、お昼どきに隅田川まで歩いていき、橋の上から東京湾方面をしばらく眺めていると、気持ちがするするとよくなった。

それ以来、1日のうち1回は、遠くを見るようにしています。東京ではいかんせんむずかしく、大通りの先を眺めたり、しばらく空を見上げたりするくらい。周りからは「ちょっと変な人」あるいは「訳ありの人」に見えるかもしれませんが、気分がよくなる方が優先です。

むかし「自然を見れば、自分の悩みなんかちっぽけなものと思えてくるさ」といった慰められ方をされたことがあります。それを信じて、海岸から水平線を眺めてみたものの、自分の抱えている問題は小さくなるどころか、頭のなかでは「どうしたらいいんだろう」と堂々巡り。

ただ、パソコンや携帯の画面を見ながら考えるよりも、身体への負担は少なかっただろうと思います。

気分がどん詰まりになったとき、しんどい自分を語れる友人や仲間がいないとき、遠くに視線を伸ばしてみる。たぶん多くの人が無意識にやっていることを私は最近、意識的に始めました。
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マガジン9条編集部
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ここは「マガジン9条」のブログです。「マガジン9条」とは、05年の3月に立ち上がった週刊のウェブマガジン。「憲法9条」のことを中心にさまざまな記事を掲載しています。このブログは、その「マガ9」の編集に関わるスタッフたちよって綴られる日々のあれやこれやです。「マガ9」の更新情報や、編集からこぼれてしまった情報などもこちらで紹介していきます。
●スタッフ紹介・・・・
水島さつき)
編集作業と事務局の仕事、それから週一のメルマガ担当。時々、「この人に聞きたい」インタビューや対談、ルポなどもやってます。年齢は秘密です。趣味は、猫を可愛がること。
コルヴィッツ)
「世界から見た今のニッポン」へのコラムを集めるべく、友人知人関係を越えて、ネットの海を遊泳しています。気分転換にやるのは、深夜にロックをヘッドフォンで聴いて踊ること(もちろん誰も見てないところで)。
想起来)
(シャンチーライと読んでください。中国語で「思いつく」)「マガジン9条」創刊以来の関わりですが、今は特に担当はありません。関心があるのは、肩こり、眼精疲労、腰痛をどう治すか。北京五輪に行くかどうか、迷ってます。好きな食べ物は、りんごとおせんべい。
アンドレ)
2m近い身長に120キロの体重をもち、どこからどう見ても体育会系、が、まったく運動をしたことがないオタク中年サラリーマン35歳。埼玉県在住。マガ9のアクセス向上主任。好みのタイプは音無響子。
図案チーム)
デザイン、イラストを担当の4人チーム。マガ9のページデザインには、読みやすさ、明るさ、ばかばかしさ、正直さ、テキトーさを心がけています。
「マガ9」の本
「マガジン9条」に連載されていた記事から6冊の本が生まれました。※アマゾンにリンクしています。






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