忍者ブログ
09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


正月は香川県の実家に帰っていました。

帰省の際は、いつも自動車で近くの荘内(しょうない)半島を一周します。上の写真は半島に立つ紫雲出山の頂上から撮った瀬戸内海です。空気が澄んでいると反対側の岡山県が見えます。

聞こえるのは遠い汽笛と鳥の声くらい。時間の流れがゆるやかに感じられる、私の好きな場所ですが、いざ半島を出て、国道や県道を走ると、沿道は「ファスト風土」化していました。

これは消費社会研究家の三浦展氏が生み出した造語(「ファスト風土化する日本」洋泉社新書)です。ジャスコに代表されるような全国に展開する大型ショッピングモールや紳士服、家電製品の量販店など、派手な看板が並ぶ。地方の人々の生活が自動車中心になった結果、風景がどこへ行っても同じようになってしまったことを、どこへ行っても同じ味の「ファストフード」になぞらえた言葉です。

実家近くの国道にも靴の卸売り販売店や100円ショップなどが並び、元旦から営業しているパチンコ店の駐車場には消費者金融のATMが設置されていました。

三浦氏はファスト風土化の問題のひとつとして、消費を目的とした建物ばかりが目立ち、労働する人々の姿がますます見えにくくなっている点を挙げています。

が、そんななか、沿道に点在するうどん屋さんは別でした。チェーン店はほとんどなく、大きな構えから、プレハブまで、店の数だけ味がある(「うどん」といっても結構違います)。多岐にわたっているのです。

下の写真は、実家から歩いて15分のところにある、ちいさな平屋建ての「つるいち」というお店のかけうどんとおでん(ごぼう巻きと大根)。味噌ダレをつけて食べるおでんは、白だしのうどんととても合う。ちなみにかけうどんは190円、おでんは各80円、しめて350円。これで十分、満足感を味わえます。
「つるいち」では60代らしき夫婦と、若い息子さんが切り盛りしていました。間断なく来るお客さんのためにうどんを温め、食べ終わった食器を洗う動きは止まることがありません。その働きぶりに頭が下がりました。

俺も「つるいち」を見習おう――そう思って故郷を後にした次第です。
PR
Comment※コメントは承認制とさせていただいてます。
お名前:
URL:
メール:
文字色:
タイトル:
コメント:
パス:
Trackback
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
AboutUs
マガジン9条編集部
magazine9
ここは「マガジン9条」のブログです。「マガジン9条」とは、05年の3月に立ち上がった週刊のウェブマガジン。「憲法9条」のことを中心にさまざまな記事を掲載しています。このブログは、その「マガ9」の編集に関わるスタッフたちよって綴られる日々のあれやこれやです。「マガ9」の更新情報や、編集からこぼれてしまった情報などもこちらで紹介していきます。
●スタッフ紹介・・・・
水島さつき)
編集作業と事務局の仕事、それから週一のメルマガ担当。時々、「この人に聞きたい」インタビューや対談、ルポなどもやってます。年齢は秘密です。趣味は、猫を可愛がること。
コルヴィッツ)
「世界から見た今のニッポン」へのコラムを集めるべく、友人知人関係を越えて、ネットの海を遊泳しています。気分転換にやるのは、深夜にロックをヘッドフォンで聴いて踊ること(もちろん誰も見てないところで)。
想起来)
(シャンチーライと読んでください。中国語で「思いつく」)「マガジン9条」創刊以来の関わりですが、今は特に担当はありません。関心があるのは、肩こり、眼精疲労、腰痛をどう治すか。北京五輪に行くかどうか、迷ってます。好きな食べ物は、りんごとおせんべい。
アンドレ)
2m近い身長に120キロの体重をもち、どこからどう見ても体育会系、が、まったく運動をしたことがないオタク中年サラリーマン35歳。埼玉県在住。マガ9のアクセス向上主任。好みのタイプは音無響子。
図案チーム)
デザイン、イラストを担当の4人チーム。マガ9のページデザインには、読みやすさ、明るさ、ばかばかしさ、正直さ、テキトーさを心がけています。
「マガ9」の本
「マガジン9条」に連載されていた記事から6冊の本が生まれました。※アマゾンにリンクしています。






広告:忍者ブログ、[PR]