忍者ブログ
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

映画靖国記者会見
4月10日に、参議院議員会館で午後1時から行われた、
映画「靖国」をめぐる記者会見に出席しました。

さまざまな記者会見に出席しましたが、
こんなに多くの記者が集まった会見は、久しぶりでした。
50ほどの椅子はすぐに埋まり、あとの記者は立ったまま。
全部で100人は、優に超えていたと思います。
主催者側も、用意した入場券(議員会館なので必要)がなくなり、
大慌ての様子でした。
それだけ、関心が高かった証拠でしょう。

出席は、この映画の李纓監督、ほかに是枝裕和(映画監督)、石坂啓(漫画家)、田原総一郎(ジャーナリスト)、鈴木邦男(作家)、広河隆一(「DAYS JAPAN」編集長)、豊田直巳(フォトジャーナリスト)、斉藤貴男(作家)、坂本衛(ジャーナリスト)、野中章弘(ジャーナリスト)、篠田博之(「創」編集長)、原寿雄(ジャーナリスト)服部孝章(立教大学教授)
いや、そのメンバーのソウソウたること。
いかに、この問題についての危機感が強いか。
それを如実に表した会見だったのです。

このメンバーですから、ぎっしり2時間。
下手なシンポジウムよりも聞き応えのある話ばかりでした。
特に「すべて私のせいです」と謝罪した鈴木邦男氏。
「こんなことが許されるのか!」と声を荒げた斉藤貴男氏。
「もう、南京虐殺も従軍慰安婦も、漫画では発表できなくなった」
と語る石坂啓氏。

それにしても、こんな結果を招いた稲田朋美、有村治子両自民党議員の責任は、そうとうに重いと言わなければなりません。

最後に、体調により出席できなかった筑紫哲也さんのメッセージが読み上げられました。
ここに、採録しておきます。


映画「靖国」をめぐる抗議について
「鈍感」と「敏感」
     筑紫哲也(ジャーナリスト)

 戦前の検閲の歴史、チベット問題などをめぐる現今の国際情勢、そして「表現の自由」をめぐる世界的常識―あらゆる観点から照らしても、この国の国会議員たちは鈍感すぎて、彼らの好きな「国益」を著しく損なっているのが、今回の事件です。
 一方で、あまりにも他者の反応に敏感すぎて「空気を読む」ことに怯えすぎたことが今回の騒ぎを大きくした面があります。
 大事なことは、だれもが自分の好きな映画を観ることができ、その映画が好きでない人とも自由に議論ができる社会を創ることです。
 今回の軽挙・愚挙・暴挙を、禍転じて、そういう絶好の機会とするよう、みんなで努力しませんか。
PR
Comment※コメントは承認制とさせていただいてます。
お名前:
URL:
メール:
文字色:
タイトル:
コメント:
パス:
Trackback
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
AboutUs
マガジン9条編集部
magazine9
ここは「マガジン9条」のブログです。「マガジン9条」とは、05年の3月に立ち上がった週刊のウェブマガジン。「憲法9条」のことを中心にさまざまな記事を掲載しています。このブログは、その「マガ9」の編集に関わるスタッフたちよって綴られる日々のあれやこれやです。「マガ9」の更新情報や、編集からこぼれてしまった情報などもこちらで紹介していきます。
●スタッフ紹介・・・・
水島さつき)
編集作業と事務局の仕事、それから週一のメルマガ担当。時々、「この人に聞きたい」インタビューや対談、ルポなどもやってます。年齢は秘密です。趣味は、猫を可愛がること。
コルヴィッツ)
「世界から見た今のニッポン」へのコラムを集めるべく、友人知人関係を越えて、ネットの海を遊泳しています。気分転換にやるのは、深夜にロックをヘッドフォンで聴いて踊ること(もちろん誰も見てないところで)。
想起来)
(シャンチーライと読んでください。中国語で「思いつく」)「マガジン9条」創刊以来の関わりですが、今は特に担当はありません。関心があるのは、肩こり、眼精疲労、腰痛をどう治すか。北京五輪に行くかどうか、迷ってます。好きな食べ物は、りんごとおせんべい。
アンドレ)
2m近い身長に120キロの体重をもち、どこからどう見ても体育会系、が、まったく運動をしたことがないオタク中年サラリーマン35歳。埼玉県在住。マガ9のアクセス向上主任。好みのタイプは音無響子。
図案チーム)
デザイン、イラストを担当の4人チーム。マガ9のページデザインには、読みやすさ、明るさ、ばかばかしさ、正直さ、テキトーさを心がけています。
「マガ9」の本
「マガジン9条」に連載されていた記事から6冊の本が生まれました。※アマゾンにリンクしています。






広告:忍者ブログ、[PR]