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小学校4年生のときに、細身で眼鏡の18番、稲葉投手のひたむきな投球に魅了されて以来、35年間、中日ドラゴンズを応援してきた私は、おもわずテレビの前で叫びました。
「やめてくれッ!」
野球ファンならご存知のとおり、一昨日の日本シリーズ最終戦。8回までパーフェクトピッチングを続けていたドラゴンズの山井投手が9回に落合監督に交代を告げられたのです。
結局、抑えの岩瀬が登板して、53年ぶり優勝、日本一、胴上げ。
でも私には「35年間待った結果がこれかよ。。。」というむなしさと怒りだけ。

もし山井の続投だったら?

ピッチャーだけでなく、野手は「絶対エラーできない」と神経を張り詰め、相手チームの打者は「ボールにかじりついてでも」とバットを握る。スタジアムのファンは一球、一球に息を呑む。
結果はどうあれ、しびれるような最終回を迎えたはずだったのです。
そんな貴重な瞬間を監督は「なし」にしてしまった。まるで人事異動みたいな選手交代で。

これも「勝利の方程式」?

スポーツの醍醐味はその方程式をぶっこわすようなプレーヤーの登場にあると私は思っていた。そして、そんな予想外の存在を使いこなせるかどうかで、指導者の度量が問われるのではないかとも。
翌日、落合監督の判断を「オレ流、非情な采配」と書くスポーツ新聞の見出しを見ましたが、私には「非情」ではなく「臆病」というか、ただ負けたくないというか。。。
これは一ファンのわがままだけではないと思うのです。ドラゴンズの選手たちにも、プロとしての貴重な体験を取り上げられてしまったのはマイナスだったのではないか。

プロは結果がすべて?

スポーツに「勝ち組」「負け組」みたいな発想を入れるのはどうなのかなあ。それってスポーツの自殺行為じゃないかしらん?
根っからのドラゴンズファンの私でも、こんな優勝は見たくなかった。
結局、この試合で最も印象に残ったのは、中4日の登板で力投した、敵のエース、ダルビッシュでした。
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