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「夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。基本的な『しつけ』が徹底していなかったことは無念、という以外にない」

サンケイ新聞の客員編集委員なる方は、こうお書きになった。沖縄の米海兵隊員による中学生強姦事件をテーマにしたコラムである。

当たり前だが、バイクに乗ったからと言って、強姦されていいということにはならない。そもそも米兵は、この筆者が何より大切にしろと主張する「安全保障」条約の名のもとに駐留しているのだ。それなのに、市民に「信用してはいけない」とお説教を垂れること自体、全くの論理矛盾なのに。

米軍がいなくても、この手の事件が起きているのは事実だろう。ただ、少なくとも米軍がいなければ、少女が今回の被害に遭わなかったのも、また事実だ。そういう危険な状況で生活せざるを得ない人たちにこそ、もっと思いを馳せなければいけないと、ジャーナリストの端くれとして自戒する。

95年に起きた少女強姦事件の後、しばらく沖縄の取材を続けた。そこで痛切に思い知らされたことがある。

沖縄の人々は、単に「アメリカ」に怒っているのではない。安保を盾に、過重な基地負担を押しつけて平然としている「本土」に対してこそ怒っている、と。

事件の後、沖縄の基地負担を軽減するとのお題目で実弾砲撃演習などの本土移転が決まった。当初、沖縄の人たちは「『基地転がし』で被害をたらい回しにしてはいけない」と反対していた。

しかし、いつまで経っても何ら抜本的な対策がとられず、事件や事故は続く。堪忍袋の緒は切れ、次第に基地の本土移転を求める声は強くなっていった。米軍再編の根底に、本土に対する沖縄の不信があることを忘れてはいけない。

 いま米軍基地が近くにないからと言って、事件を他人事にしてはいけない。安保は、私たち自身の問題である。
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