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首都圏のあちこちにある有名なコーヒーショップでアイスティのテイクアウトを頼んだら、アイスコーヒーを渡されました。
私の場合、紅茶とコーヒーショップとの相性が悪いんです。
以前、ホットレモンティを持ち帰りでと注文すると、若い女性の店員さんに元気な声で、
「こちらでお召し上がりですか?」と応じられて、後は完全に相手のペース。
私「いえ、持ち帰りで」
彼女「ミルクとレモン、どちらにいたしますか?」
私「あの、レモン」
彼女「ホットとアイスがあるんですけど」
私「ホット……」
こうして手渡された紙袋をもって職場の机に戻り、白いプラスチック製カップのフタを開けると、中身はホットコーヒーでした。
で、それを店にもっていったら、店員さんは大変恐縮して、すぐ紅茶と交換。満面の笑顔で注文を受けてくれましたが、彼女、たぶん疲れてたんだと思います。
ただ、あのときはホットだったから、コーヒーも紅茶も同じ値段。しかし、アイスの場合は、紅茶の方がコーヒーより30円高い。したがって、交換をお願いすると、店員さんに
「この人(私)、アイスコーヒー代しか払わないで、アイスティにしようという魂胆じゃないかしら」などと、せこい疑いをかけられる可能性がある。
かといって、アイスティ代払って、飲みたくなかったアイスコーヒーを飲むのはしゃくだし、それに、日常のこうしたことにきちんと物言いできない人間は、世の不正に対しても毅然と声を上げられないのではないか--などと逡巡しているうちに、店に戻るのがおっくうになって、結局、アイスコーヒーをちゅるちゅるすすりました。
情けな……。
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小学校4年生のときに、細身で眼鏡の18番、稲葉投手のひたむきな投球に魅了されて以来、35年間、中日ドラゴンズを応援してきた私は、おもわずテレビの前で叫びました。
「やめてくれッ!」
野球ファンならご存知のとおり、一昨日の日本シリーズ最終戦。8回までパーフェクトピッチングを続けていたドラゴンズの山井投手が9回に落合監督に交代を告げられたのです。
結局、抑えの岩瀬が登板して、53年ぶり優勝、日本一、胴上げ。
でも私には「35年間待った結果がこれかよ。。。」というむなしさと怒りだけ。

もし山井の続投だったら?

ピッチャーだけでなく、野手は「絶対エラーできない」と神経を張り詰め、相手チームの打者は「ボールにかじりついてでも」とバットを握る。スタジアムのファンは一球、一球に息を呑む。
結果はどうあれ、しびれるような最終回を迎えたはずだったのです。
そんな貴重な瞬間を監督は「なし」にしてしまった。まるで人事異動みたいな選手交代で。

これも「勝利の方程式」?

スポーツの醍醐味はその方程式をぶっこわすようなプレーヤーの登場にあると私は思っていた。そして、そんな予想外の存在を使いこなせるかどうかで、指導者の度量が問われるのではないかとも。
翌日、落合監督の判断を「オレ流、非情な采配」と書くスポーツ新聞の見出しを見ましたが、私には「非情」ではなく「臆病」というか、ただ負けたくないというか。。。
これは一ファンのわがままだけではないと思うのです。ドラゴンズの選手たちにも、プロとしての貴重な体験を取り上げられてしまったのはマイナスだったのではないか。

プロは結果がすべて?

スポーツに「勝ち組」「負け組」みたいな発想を入れるのはどうなのかなあ。それってスポーツの自殺行為じゃないかしらん?
根っからのドラゴンズファンの私でも、こんな優勝は見たくなかった。
結局、この試合で最も印象に残ったのは、中4日の登板で力投した、敵のエース、ダルビッシュでした。

 今年7月、ミネソタ州在住のお医者さんで、敬虔なキリスト教徒であるゲーリー・コールズさんから、長崎への原爆投下とキリスト教についてのコラムをもらいました。

折しも、久間防衛大臣の「仕方がない」発言の後。コールズさんの文章を「世界から見た今のニッポン」に掲載したいと思い、その許可ももらったのですが、編集の過程で連絡がとれなくなり、いまにいたってしまいました。せっかくのコラムを私のパソコンに眠らせておくのももったいないので、一部要訳をここでご紹介します。

 

*      *      *      *

1945年8月9日、爆撃機編隊に乗り組んだ飛行士はすべてクリスチャンでした。彼らはルーテル派とカトリックの従軍牧師による祈りと祝福の言葉を受け、南太平洋のテニアン島を離陸。“ボックスカー”と名づけられた爆撃機には“ファットマン”(イギリスのチャーチルが命名)というプルトニウム型原子爆弾が搭載されていました。

 

ターゲットは小倉です。しかし、上空は曇に覆われていたので、ボックスカーは第2のターゲット、長崎に向かいます。やがて雲の下に浦上の聖マリア大聖堂が見えてきました。彼らは数週間前、この大聖堂を目印にするよう指令を受けていたのです。

 

浦上大聖堂は東洋で最も古く、かつ最も大きなキリスト教会です。長崎には日本で最も古く、影響力のあるキリスト教信者の社会が存在していました。

1550年にフランシスコ・ザビエルによってつくられた長崎のキリスト教社会は、東洋のキリスト教の歴史の伝説となっています。というのも、2世紀にわたる幕府の過酷な迫害(幕府は棄教を拒む信者を磔にさえしました)にもかかわらず、山中で信仰を保ち続けたからです。

 

ところが、日本の支配層が2世紀にもわたって苛烈な弾圧を加えてもなくすことができなかったキリスト教社会を、アメリカのクリスチャンはたった9秒で消滅させたのです。大聖堂は原子爆弾によって破壊され、数千の長崎のクリスチャンはカーボンのように焼き尽くされるか、蒸気のように消されてしまいました。

かろうじて生き残った人々も原爆症に苛まれ、さらには内部被爆という、子孫にまでも核の恐怖が引き継がれています。

 

大量破壊兵器である2つの放射能爆弾を投下した第509混成部隊(第2次世界大戦時の米軍作戦部隊の名称)には、2人の従軍司祭がついていました。そのうちの1人、ジョージ・ザベルカ神父は、当時の社会の空気をこう語っています。

「世俗社会、宗教界、軍隊、それら全体が“ジャップに原爆をくらわせろ”と言うようなものでした。“神はわれわれとともにある”と思っていたのです」

ザベルカ神父は、自分が見送った爆撃機編隊が1945年の夏、一般の人々と無防備都市に何を行ったのかを知っていました。しかし、その後、長い沈黙を続けたのですが、やがて「アメリカ国民の敵(日本)=神の敵ではなく、むしろ神の愛する子供たちだった」と認識し、軍事力によるすべての暴力に対して反対の声を上げるようになります。

 

ザベルカ神父の最大の理解者であるエマニュエル・チャールズ・マッカーシー神父は、アメリカにおけるキリスト教非暴力主義を訴える第1人者です。マッカーシー神父は「多くのキリスト教徒は、非暴力というイエスの教えを率直に語ろうとはしていない」と言います。

 イラク戦争に向かう若者たちも地元の教会で祝福の言葉を受けて出征しました。しかし、帰還した彼らのなかにはPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ人が少なくなく、そして大半が教会から遠ざかっています。

 

 毎年、夏がくると、マッカーシー神父は7月1日から8月9日までの40日間、精進に入ります。
 教会に対して、キリスト教非暴力主義に立ち返ることを呼びかけるために。

 今年の8月1日に「世界から見た今のニッポン」に「韓国9条委員会宣言」を寄稿してくれたキム・セングク教授から、来月、ソウルで行なう予定の「韓国9条の会結成式」のレターが届きました。場所は現在、交渉中とのことですが、翌日には龍山(ヨンサン)にある米軍基地の視察や国立中央博物館での韓国歴史学習会も行なうそうです。
 詳しくは下記のメールアドレスに問い合わせを(英語かハングル語の方がいいかも)。
 ソウル在住のマガ9読者の方、また、下記の期間、韓国旅行をご予定の方、ぜひ参加して、現場の報告をお願いします。

*      *      *

拝啓
 紅葉の季節を迎え、皆様御清栄のことと察します。
 今年7月から<韓国九条の会(仮称)>がささやかながら活動を始めました。<韓国九条の会>は日本の平和憲法を護る運動を支援するに止まらず、韓国においても統一朝鮮の平和憲法をつくるための運動に力を尽しています。
 この度このような運動を内外に公式的に宣言するため<韓国九条の会>結成式を催すことになりました。
 ご多忙のことと存じますが、ご参加頂ければ幸いに存じます。

日程
1.結成式行事
日時:2007年11月17日(土) 15時~18時
第1部:平和憲法に関する討論会 15時~17時
第2部:結成式典 17時~18時
場所:交涉中

2.視察と学習会
第1部:11月18日(日)9時30分~12時:龍山(YongSan)米軍基地視察
※龍山米軍基地正門前に9時30分集合
※龍山米軍基地正門はソウル地下鉄4号線三角地駅12番出口から200m.
第2部:韓国歴史学習会(韓国歴史の旅) 於:国立中央博物館
13時30分~15時30分(オプション)
※国立中央博物館入口は地下鉄4号線三角地駅12番出口から100m(龍山米軍基地正門のそば)

参考
 イ)お泊まりの相談は金承國(KimSeungKuk)に連絡して下さい。
 ロ)御参加の方の経費は本人負担を原則としています。
連絡先:金承國 <韓国九條の会>国際連帯担当。
e-mail:seung815@kornet.net

*      *      *

「韓国9条の会」提案文

「平和憲法」と呼ばれる日本国憲法は、1946年11月に公布され、1947年5月に施行されました。その平和憲法の核心は、その前文と第9条にあります。第9条は日本の「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を訴えており、2007年6月現在まで一度も改正されたことがありません。その条文は次の通りです。 

1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

ところが、現在日本の内閣と支配層は憲法第9条の理念を廃棄し、日本の軍事大国化を推し進めようとしています。小泉政権を引き継いだ安倍政権も平和憲法を改悪して、自衛隊の正規軍化を図ろうとし、既にそのために、改悪派に有利な憲法改正のための国民投票法が成立しました。アメリカの支配権力も東アジアの覇権を維持するため、日本の軍事大国化を強く求めています。

このように、日米同盟を強化しつつ、日本の平和憲法の改悪、自衛隊の正規軍化、自衛隊の海外進出が推し進められています。これは朝鮮半島と東アジアの情勢をいっそう不安定にし、東アジアの平和を脅かすものです。

したがって、私たちは朝鮮半島の統一と東アジアの平和のためにも、日本の平和憲法の改悪を阻止する必要があります。これは日本の市民だけの課題ではなく、平和を希求する人びとの共通の課題でもあります。日本の平和憲法を守る運動は、結果的に東アジアの平和を守る運動になるでしょう。

これまで日本国内にとどまっていた平和憲法を守る運動を、国外からも支援することが至急に求められています。その一環として、韓国で平和を願う人びとが集まって、日本の平和憲法第9条を守るたたかいを支援する運動が必要だと考えました。

そこで、私たちは「日本の平和憲法第9条をともに守る韓国市民の会(略称; 韓国9条の会) 」を結成し、以下のような活動をすることを呼びかけます。

第一に、アメリカの東アジア覇権戦略に便乗して、日本の保守勢力が推し進めている平和憲法改悪を阻止するため、日本の市民活動を支援すること。

第二に、アジア諸国の平和を脅かす日本の軍事大国化を阻止するため、アジアの市民の連帯を呼びかけること。

第三に、戦争や武力行使を禁止する日本の平和憲法の精神は、全世界の平和のために有効かつ普遍的な精神であることを広く知らせること。

第四に、韓国で推進されている国家主義や軍事主義の流れを食い止め、市民の力で平和を守り、戦争と武力行使に反対する活動を展開すること。

2007年10月13日
提案者:金承國(Kim Seung Kuk)/丁鍾權(Jung Jong Kwon)/盧世極(No Se Geuk)/韓錫浩(Han Seok Ho)
以前、残業帰りのサラリーマンがたたずむ、東京メトロ東西線・茅場町駅の地下鉄ホームに、ほろほろと演歌が流れていたことがありました。
適度なボリュームだったし、少々疲れていたせいか、最初は「駅構内の有線放送か」と思ったのですが、「そんなものあるか?」と思い直し、目と耳で音の出所を追うと、スーツ姿の男性のポケットに入っている携帯ラジオでした(ディスクマンやiPodではなかったと思う)。
その30代くらいの彼、イヤホンはしているけれど、ジャックが抜けているのです。
考え事でもして外に聞こえているのに気づかないのか、それとも、あえてそうしているのか?
誰もそれを彼に指摘せず、ホームでは、
あなたは私を捨てたけど、私はあなたを待ってるわ♪ みたいな歌声(男性歌手)が静かに流れ続けていたのでした。
周囲のサラリーマンが誰も彼に声をかけなかったのは、不意をつかれて、歌に聞き入ってしまったからだと思います。
かくいう私もじわっときましたし。
ラジオの彼が西船橋方面行きの電車へ乗り込むと、ホームに残された私たちの空気は、集中力が抜けたように、ゆるっとなりました。
通勤電車で、ヘッドフォンから漏れるロックやポップスの「シャカシャカ」音を聞かされるのは勘弁してほしいですが、地下鉄駅ホームの演歌なら悪くない。
ただ、ラジオの歌が車内ではどう聴かれるのか、気になるところではありましたが。
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