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あまりの燃料代の高騰に対して、ヨーロッパでは漁業関係者による激しい抗議行動が起きていますが、日本でも漁師さんたちが立ち上がりました。

1回の操業にかかる燃料代が8万円で、漁獲高が5万円。これでやる気がおこるわけがないだろうと言ったのは、あるイカ釣り漁船のベテラン船長さんです。全国のイカ釣り漁船は昨日から2日間の休漁。日本かつお・まぐろ漁業協同組合も、所属漁船の休業を決めているそうです。

お隣の韓国では、運送業界のトラック運転手のデモがありました。ガソリン代がこれだけ上がってしまったら、運送賃を抑えるのはもはや不可能。それが無理なら「いっそ俺たちを殺せ」と。

原油が逼迫しているわけではない。投機の対象になって、価格が青天井で上昇している。

地球からの直接の恵みである天然資源に限っては、投機の対象にすべきではないと、私は思うのですが。

額に汗することなく、お金をあっちからこっちへ動かし、濡れ手に粟で儲けた人間が、高級レストランで舌鼓を打つ――そんな光景を想像すると、眩暈がしてきます。
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ちょっと前、わけもなくイライラすることがありました。でも「イラつくには理由があるはずだ」と思い直し、ここ数日の自分の行動をトレースしてみると、私の視界がえらく狭まっていることがわかりました。

自宅は(小さな)マンション、通勤手段は地下鉄、職場はビルのなか、しかも、そこでパソコンのディスプレイとにらめっこ。数日間、せいぜい半径30メートルくらいしか見ないで生活していたのです。

で、お昼どきに隅田川まで歩いていき、橋の上から東京湾方面をしばらく眺めていると、気持ちがするするとよくなった。

それ以来、1日のうち1回は、遠くを見るようにしています。東京ではいかんせんむずかしく、大通りの先を眺めたり、しばらく空を見上げたりするくらい。周りからは「ちょっと変な人」あるいは「訳ありの人」に見えるかもしれませんが、気分がよくなる方が優先です。

むかし「自然を見れば、自分の悩みなんかちっぽけなものと思えてくるさ」といった慰められ方をされたことがあります。それを信じて、海岸から水平線を眺めてみたものの、自分の抱えている問題は小さくなるどころか、頭のなかでは「どうしたらいいんだろう」と堂々巡り。

ただ、パソコンや携帯の画面を見ながら考えるよりも、身体への負担は少なかっただろうと思います。

気分がどん詰まりになったとき、しんどい自分を語れる友人や仲間がいないとき、遠くに視線を伸ばしてみる。たぶん多くの人が無意識にやっていることを私は最近、意識的に始めました。
香川県に住む高校時代の友人が出張で東京に来たので、昼ごはんをともにしました。最近、景気はどう? みたいな話になると、彼は、

「高知道(四国を南北に縦断する高速道路)あるやろ、一部、対面2車線だったとこ、4車線にするんやて」

その道路、私も帰省時にときどき走りますが、渋滞などなく、いつもがらがら。

「そんな道路広げてどーすんやって。ガソリン代も高うなってんのに。ますますクルマ、走らんようになるわ」

彼、めずらしく興奮気味です。

「だいたいな、高速つくって、四国にいいことあったか? 瀬戸大橋できたら、高松にあった大手企業の支店が岡山に移っていったし、明石大橋できたら、徳島から大阪まで高速バスが走り始めて、徳島の若い子、週末に大阪の梅田あたりへ買いもんに行く。で、地元の商店街はますます客こらんようになる」

道路できて、四国からますます人が出ていったと彼は言いました。

それにしても地方の経済は厳しい。これまでのビジネスモデルが通じなくなっているといった漠とした感じはあるけど、「じゃあ、どうすればいいか」が見えてこない。

「まずは一次産業かな。食べるもんも、高こうなってるし」

友人は専業農家の次男坊。いまは地元企業のサラリーマンですが、自分も畑仕事しようと考えているそうです。

私の実家も、祖父母の時代はタマネギやみかんをつくっていました。養豚もしており、子供のころ東京に住んでいた私は、夏休みにじいちゃん、ばあちゃんの家に行くと、長い間、豚を観察していました。

人間が残した食べ物を食べて、そして大きくなって、人間の食べ物になる。なんてえらい動物なんだろう。子供心に敬意をもっていたのです。

そんな実家の周りも、いまでは県道が何本もできて、交通の便はよくなった一方、田んぼは減り、山のみかん畑も荒れています。

「香川県はせめて自分たちで小麦をつくってやな、讃岐うどんくらい自前で打てるようにならな、いかんで」

そう言い残し、彼は東京から四国へ帰っていきました。
朝日新聞の土曜版「be on Saturday」のトップに「フロントランナー」というコーナーがあります。ビジネス界に新しい風を吹き込んでいる人が登場する連載もので、先日の5月31日付には山梨日立建機の雨宮清社長が登場しました。

雨宮社長は、独自の地雷除去機を開発した技術者でもあります。

大型ショベルカーのような地雷除去機のアームには、1,000度の爆風にも耐えられるカッターが装備されており、それで地雷を爆破・解体するのですが、同時に強力な磁石で飛散した破片を回収する。地雷除去機は、これまでの危険な手作業を機械化できる可能性だけでなく、後部に備え付けられた鋼鉄の鍬が、地雷跡地を農地に変える役割も果たすのです。

1994年に訪れたカンボジアで、地雷で足を失い、顔にひどい傷を負った老婆が、孫をおんぶしている姿を見て、雨宮社長は「悪魔の兵器」を退治することを考え始めたそうです。

最初の機械ができたのはそれから4年後。その後も外国の軍人や地雷除去を行うNGOの人々の意見を取り入れて(湿地帯と乾燥地帯では機械の仕様も違ってきます)、改良に改良を重ね、現在、アンゴラ、アフガニスタン、カンボジア、タイ、ベトナム、ニカラグアで58台の地雷除去機が活躍しています。しかも1号機からすべて現役。

雨宮さんは1947年生まれ。中学を卒業後、建機メーカーに就職以来、技術畑を歩んでこられました。ニカラグアで地雷の爆風に巻き込まれたため、左耳が聞こえないそうです。

危険と隣り合わせの仕事にも、「俺1人の命で千人、1万人の命が救えるなら」と平気で言う。日本が世界に誇りうる、平和への思いと高度な技術を体現したような方。かっこいいなあ。
今朝の東京は激しい雨と風に見舞われました。通勤電車は大幅に遅れ、駅では遅延証明を求めるサラリーマンが列をなし、ニュース番組は交通網の乱れを報じます。

毎度の光景です。だからこそ思います。風雨で首都の輸送機関が変調をきたしたことが大きなニュースになる国は、ぜったい戦争をしてはならないと。

「この人に聞きたい」で林博史教授が言っていたように、都市の人間はライフラインが切断されたら戦争どころではありません。

本土防衛を強調するなら、まずは首都を移転して政治と経済の中枢を分けるとか、「仮想敵国」と向き合った日本海側の原子力発電所を段階的に閉鎖していくとか、軍備を増強する前にやることがあるはず。

それをやらないで他国の脅威などと声高に言うから、「本土防衛より、軍隊を海外に派遣したいのではないか」と勘ぐられる(というかそれが本音か)。

東京中心部でのガラス張りのオフィスビルや高層マンションの乱立をみると、私は戦争よりも、いずれ来る大地震に対するセキュリティ感覚、本当の意味での危機意識の薄さを感じてしまいます。

メディアを通して見聞きする中国四川省での悲劇は、明日の私たちが直面するものかもしれないのです。
通勤時の満員電車に詰め込まれ、身動きできずにじっと息を潜めていたら、私に背中を向けて立つ40代風のサラリーマンがドアに身体を預けながら、一心不乱に携帯メールを打っていました。目の高さまで携帯を持ち上げているので、文章が丸見え。読んじゃ悪いなと思いつつ、画面にはこんな文字が。

今朝、水道メーターをチェックした。長風呂でシャワーの出しっぱなしはやめてくれ。

娘さん、あるいは奥さん宛でしょうか? こういうことは面と向かって言った方がいいんじゃないの? と思ったのですが、出社後、同僚にこのことを話すと、「普段、顔合わさないから、いいんじゃないですかー」。

私も「相手(娘もしくは妻)が寝てたか、早々に家を出たか」などと想像していたのですが、しばらくして「彼は怒るのが苦手なのではないか」という考えに達しました。

私も苦手なんです。人に「こらっ!」て言うのが。でも、これは自分にも、相手にもよくない。

以前、辛淑玉さんの「怒りの方法」という本に書いてあって、なるほどと膝をうったのは、正しい怒りとは、相手との関係を絶つためでなく、キープするためのものだという考え方でした。

○○という理由で、私はあなたに対して不快な気持ちを抱いている。ついては○○してほしい。

と、こんなに理路整然と話せなくとも、怒りをきちんと言葉にできない人は、いきなり手がでたり、我慢の末、逆ギレしてしまったりする。男性が女性から言われた場合とか、政治家が他国から批判された場合とかにありがちです。

「メールでの小言」は、自分が逆ギレしないための防衛策だったのかもしれません。でも、もし私がシャワー出しっぱなしの当人だとしたら、「直接小言を言われたい」派です。

もしかしたら満員電車が彼にそんなメールを打たせたのかも。朝のあの空間、ほんと最悪ですもの。ろくなこと考えない。

私はその後、早起き時差通勤を始めました。とくに小春日和の早朝はとても気持ちがいい。三文の得とはよく言ったものです。
駅から自宅に帰る途中にあった薬屋さんとコンビニが店を閉めました。同じ通り(距離にして30メートルもないところ)にできたドラッグチェーンとセブンイレブンにお客さんを奪われたからです。

近所の商店街では、昔からあった古本屋さんの斜め前にブックオフができました。また、TSUTAYAが開店したため、いきつけのビデオレンタルショップでは、対抗策で、店の半分がレンタルコミック・コーナーに。おかげで、DVD化されていない掘り出し物ビデオの数が減ってしまった。

なんでこんな露骨なことするんだろう? これじゃあ商店街の雰囲気は悪くなるし、そもそも同じ地区にドラッグストア、3軒も4軒もいらないのに。

私には、競争ではなく、消耗戦のように見えます。そのしわ寄せを受けるのは従業員。国内の限られたパイの奪い合いで、会社自体が疲弊しては本末転倒でしょう。

せめて、もう少し離れたところに店、開けよ。
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