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新年おめでとうございます。

とりあえず、私には穏やかな年明けです。
みなさんは、いかがですか?

穏やかじゃない人たちもいます。
選挙準備で大忙し。
しかし、日本では、総選挙はかなり先送りされそうです。

でも、ブッシュ氏が消えるアメリカでは、
すでに大統領選挙が始まりました。

まず、トップを切って、アイオワ州での党員集会。
民主党では、オバマ候補が本命のヒラリー候補に圧勝したようです。
ヒラリーさん、エドワーズ候補にも破れ、3位に終わったとか。
全米での世論調査ではまだ、ヒラリー優勢とのことですから、
これからどうなるかは、予断を許しませんが。

それにしても、オバマ氏は黒人。
ヒラリー・クリントン氏は女性。
いずれが当選しても、アメリカ大統領としては初めて。
「女も黒人もイヤ」という層が、共和党に流れる、
という観測もあるようですが、それ以上に「変革」を求める声が
強いようです。

なにしろ、あのブッシュ大統領がメチャクチャにしたアメリカ。
いま建て直さなければ、国際社会での孤立は間違いない。

女性でも黒人でも、とにかくアメリカを変えて欲しい。
もはや、保守的な白人男性では、この国はもたない。
そんな雰囲気が強いようです。

当然それに対する反動も強い。
パキスタンでの例もあります。
ブット元首相の暗殺、のようなことが起こらないことを祈ります。
「女も黒人も許せない」と考える超保守派右翼の動きに、
警備当局は厳戒態勢だといいます。
まるでハリウッド映画のようなことが、
陰で進行しているのかもしれません。
なにしろ、ケネディ暗殺の国ですから。

さて、我が日本はどうなるのでしょうか。
選挙は、かなり遠のいたようです。
自民絶対不利の状況の中では、福田首相は解散に踏み切れない。
そういう観測が、政界・メディアに広がっています。
「変革」を求める国民の声は、空虚に漂うばかり。

いいんでしょうか、こんなんで……。
早く総選挙やろうぜぃ集会でもやりますかね。

それにしても難しいですよ。
いまの日本の選挙の仕組み。

小選挙区と比例代表制の組み合わせ。
先の参院選とも仕組みが違うのです。
惜敗率だの、10%条項だの、比例順位だの…。
あなたはちゃんと理解していますか?
私は、何度聞いてもよく飲み込めません。
しっかり説明できる人は、どのくらいいるんだろう。

多数党が自分たちに都合のいいように制度をいじくりまわしたお陰で、政治のプロさえ誤解するほどの複雑さです。

選挙制度を、もっと単純化して分かりやすくする。
まず、そこから始めなくてはダメなような気がします。

それはともかく、今年が皆さんにとっていい年でありますように…。
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少し遅くなりましたが、やまねこムラ訪問記です。
12月の2週目に、ツジムラ村長さんのお宅にお伺いしました。

岩手のとある駅まで、村長さん自らのお出迎え。
嬉しい限り。
駅から、ジープに乗せていただいて約30分。

私とは、数年ぶりの再会でした。
すっかりヒゲもいたについて、立派なお百姓さんぶりです。

素晴らしいところでした。
古い農家を買い取り、改造したというお宅。
少し小高い丘の上、そこからの眺めも素晴らしい。
ふーん、こんな気持ちのいいところで暮らしているんだ。
本気で羨ましくなりました。

奥さんがまた素敵。
この土地にすっかりなじんで、こんな言い方は失礼ですが、
ものすごく、カワイイ。
思わず、一緒にいった自分のカミさんを振り返ってしまいました。

その奥さんが作ってくださった「芋の子汁」と新米のおにぎり。
私はあまりの美味しさに、思わず「お代わりお願いします」
ちと、ずうずうしい。

その後、お宅の周辺を案内してもらい、散歩。
いろんな作物を家の周りの畑で作っています。
田んぼは、少し離れた場所にあります。
これを、すべてお一人で耕している。

でも、こんな面白い作業はないですよ。
自分が作ろうとしたものが、きちんとこちらの苦労に応えてくれる。
それはまさに、自然と人間との共同作業です。

広い土間の薪ストーブに暖まりながら、そんな話をしてくれました。

今頃もいいけど、新緑のころが私は一番好きですね。
一斉に芽を吹く若葉たち、さあ、これから働くぞ、
という意欲が湧いてくるんですね。
そのころに、またぜひ来てください。

そういうツジムラ村長さんの顔は、とても幸せそうでした。
もちろん苦労も多いでしょうが、そんなことは少しも言いません。
ほんとうに楽しそうに話してくれるのです。

心もからだも洗われたような、数時間でした。
村長さん、ほんとうにありがとうございました。
とにかく、不愉快です。
あれだけ「私は絶対に出ない」と宣言しておきながら…。
大阪人も、バカにされたものです。

「出ない→出る」
という変節の裏には、どんな事情があったのか。
いや、どんな美味しい取引きがあったのか。

この人、例の山口の母子殺害事件でテレビを使って大騒ぎした。
犯人の弁護人に対して、罵詈雑言。
弁護士会へ処分請求しろ、とまで視聴者をけしかけたのだ。

ここで、死刑の是非論を云々するつもりはない。

だけど、どんな極悪非道の容疑者にだって弁護人はつく。
ついた弁護人は、どんな極悪非道人だって弁護する義務を負う。
それが、弁護士という職業人の倫理じゃないか。

この橋下弁護士に聞いてみたい。
では、例えば薬害を引き起こした製薬会社の弁護士はどうか?
チッソなどの公害企業の弁護人はどうなのか? と。

薬害エイズや薬害肝炎で、いったい何人の人間が死んだか。
チッソによって、どれだけの人間が苦しみ死んでいったか。
数だけでいえば、こちらのほうが数十倍数百倍多いのだ。

山口事件の弁護人を非難するなら、同じリクツで、
これらの企業の弁護士たちを非難しなければ、
おかしいじゃないか。
そんな企業を弁護する弁護人は非難せずに、
特定の事件の弁護人だけを、口を極めて罵る。
おかしいじゃないか。

この人、世間の動向を見て、ウケそうなことを口にするだけ。
「いまは、山口事件の被害者に同情が集まってる。
容疑者の弁護人の評判はとても悪い。
よし、じゃあ、この弁護団を叩けばウケルだろう」
そんな軽薄な人間にしか思えない。

デタラメな公約を「選挙のためだった」と開き直った舛添氏と、
なんだかそっくりじゃないか。

そういう人間が、大阪知事に立候補。
テレビという媒体を、これだけ利用して、最後は政治家か。

もし、民主党が相乗りするなどというなら、これももうダメ。
きちんと人をみて、判断して欲しい。
あすから、故郷のおふくろの見舞いに行ってきます。
途中、岩手の“五反百姓”の、やまねこムラを「表敬訪問」します。
村長さんのツジムラさんは、とても元気なご様子。
「待ってますよーっ。でも寒いからねーっ」
というメールが届いています。
一度溶けた雪が、また10センチほども積もっているそうです。
薪ストーブで暖まってきます。

吉田拓郎の歌。
「寒い友だちが 訪ねてきたよ
 遠慮はいらないから 暖まっていきなよ…」
しみじみします。

猫が何匹もいるそうです。
彼ら(彼女ら?)に会うのも楽しみの一つ。
ストーブの横で、丸くなっているんだろうな。

それにね、
「新米のおにぎりと、芋の子汁を用意してるからねーっ」
いまから、ヨダレが出ています。
どう? 羨ましいでしょ?

日本の食料自給率が40%を切ったのは、かなり前。
でも、オバカな政府は、ろくな対策も打ち出せません。
やまねこ村長が怒るのは、あたり前ですよね。

日米安全保障がどうの、国際貢献がどうの、国益がどうの、
などと言う前に、まず自国のメシの心配をしろ!ですよ、まったく。

そんなオバカな政府なんか当てにしない。
やまねこムラは、自分のメシは自分で作るから心配ない。
そう言うツジムラ村長の生き方は、ピンッと背筋が伸びています。
いいですね。

久しぶりの再会です。
帰ったら、また報告しますね。





手術しました。

眼が、とても弱くなっていたからだ。
長年、原稿読みとワープロ操作で酷使した眼がついに音を上げた。
白内障、というやつです。

なんだか、風景が薄ぼんやりと霞みだしてからもう4年。
さすがに、パソコンに向かうのも少し辛くなったところだった。
で、手術を、ついに決心。

この手術、とても簡単。
時間は10分程度、日帰りで可能。
でもね、けっこうコワイ。
だって、強制的に開けられた眼に、ぐっとメス(らしきもの)が迫ってくるのだよ。
眼球に麻酔が施されているとはいえ、目は見える。
迫るメスを、じっと見ていなければならない。
痛くはない。圧迫感が多少あるだけ。
でも、やっぱり、かなりコワかったよなあ。

しかし、丸一日で眼帯は外せる。

いやあ、感動しましたねえ。
明るいっっ!
まるで目にかかっていた紗が一枚はがれたように、世界がきれいだ。
気づかなかったけれど、ああ、今まで、こんな暗い風景を見ていたんだなあ。

来週は、もうひとつの眼球からも紗がはがされる。
世界は、もっときれいになる(はず)。

現実の世界も、こんなふうにきれいに生まれ変われるといいのにね。






「芸風」というものがある。
例えば、戦後の不世出の名人と言われた5代目志ん生の飄々とした語り口。対して、同時期にこれもまた名人と謳われた6代目円生の、メリハリの利いた話しっぷり。まさに、対照的な「芸風」ながら、どちらも戦後の荒廃した日本に、大きな笑いを投げかけた大名人であった。

まあ、そこまではいかなくても、いろんな芸風は、ある。

最近のお笑い界での、やたら相方を殴ったり、すぐに裸になってウケを狙う、なんていうのも、まあ、誉められたものではないが、芸風と言えば言える。
笑い話だが、一時の中森明菜サンがステージ上でなぜか歌えなくなり(前夜の飲みすぎで?、声が出なくなり)、「みなさん、今日はどうしても歌えません」と、涙混じりで謝る、という状況を「明菜の芸風」と称する、芸風という言葉の皮肉な使い方もあった。

さてさて、そこで今回の大騒動。もはや「民主党の芸風」とでも言うしかないのかもしれない。
昇り調子の時期に、なぜか必ず自分でコケル。
菅元代表は、世論調査で次期首相として一番人気、というときに、なんだかよく分からない女性とホテルの一室での数時間。このスキャンダルで、奥さんにも「脇が甘いのよ」なんて叱られて、一気に人気凋落。民主党も一緒にコケタッ。
若手ホープとかなんとか持ち上げられ、自民党よりも右とも言われて何かと話題になった前原前代表も、永田議員が誇らしげに振り回した例の「偽メール事件」で、小泉元首相に子ども扱いされ、あえなく沈没。これでまた、民主党もドスーンッと奈落の底。
参議院選挙の圧勝で、遂に我が時来る、とイケイケドンドンの大攻勢に転じた矢先、今度は小沢代表の辞任劇→撤回の、「恥をさらすよう」なドタバタ騒ぎ。
まあこれで、次の総選挙、自民党の敗北はなくなった、とのもっぱらの噂だ。自民党は、何もしなくても、敵が自分でコケテくれたわけだ。
漁夫の利、である。

しかしなんだろうなあ、この党は。
いいとこまで行ってるのに、必ず自分でコケテしまう。
ホントに不思議な党なのだ。
小沢代表の辞意撤回で、なんとか夢よもう一度、ということらしいが、でも、やはり小沢氏には不安が残る。
だって、「プッツンした…」と言うんだぜ、辞任表明の理由が。
じゃあ、彼の主張する「国連中心主義」で、国連決議に基づいて自衛隊を紛争地に送り、武装闘争に巻き込まれて多数の自衛隊員が死亡したなんて場合、小沢氏はどうするんだろう。

「もうアッタマ来たあ、プッツンだあーっ、戦争だあ、突っ込めーっ」なんてことには、ならないか?
怖いよな、ホント。



先日、ある会合に出席しました。
元沖縄県知事で前参議院議員の大田昌秀さんの「激励会」です。でも、実際は、大田さんの「政界引退を惜しむ会」だったのです。

大田さんは、一貫して「基地のない沖縄」を目指して活動してきました。知事であったときも、参議院議員であったときも。
その思いは実現できませんでしたが、しかし、大田さんの撒いた種は、確実に育っているといっていいでしょう。

この会には、坂本義和さんや国弘正雄さん、土井たか子さんといったリベラルの長老の方々のほかにも、沖縄出身の国会議員がほぼ全員、保守革新を問わず、出席していました。それほど、大田さんの存在感は大きかったのです。

もうすぐ80歳というのに、まだまだお酒も強い。ご挨拶も明快・明晰。ほんとうに、政界から引退するにはもったいない、という気もしましたが、誰かの挨拶にあったように「政界という泥の海から、沖縄の澄み切った海と空に抱かれて、著作に専念なさるのも、大田さんらしい生き方です」

「まだ100冊は書きたい本がある」という大田さん。
「最初は、いま問題になっている“日本軍の強制による集団死”を、きちんとした形で著述したい。そのための資料は、そうとうに集めている。そんなものはなかった、などという人たちが反論できないくらいの精密な本にしたい」と、意欲満々でした。

9月29日に行われた、沖縄・宜野湾海浜公園での「教科書検定意見撤廃を求める県民大会」の参加者数について、「2万人もいなかった」「写真に写っていた人たちを、ペン先で丁寧に数えたら1万9千人だった」などという意見まで出てきました。
なんとかあの衝撃を小さく抑えようとする人たちの焦り、とも受け取れます。

大田さんは、そんな妙な意見を蹴散らすような素晴らしい著作を、近々私たちに見せてくれることでしょう。

大田さん、ご苦労さまでした。
今度は、著述の世界でのご活躍を。
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