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 アレイダ・ゲバラさんとの議員懇談会(5月27日 @衆議院議員会館)に参加してきたので、報告します。ちょっと長いけれど、読んでね。

 キューバ革命の士、チェ・ゲバラさんの娘であり、キューバの小児科医として活躍中のアレイダ・ゲバラさんは、今回、市民グループ、アテナジャパンとキューバ円卓会議の招きで初来日されました。2週間の日程で、東京、神戸、広島、沖縄をまわり、離日の前日、衆議院議員会館の会議室で、国会議員18名と市民、来日をサポートしたNPOの人たちが集まり、アレイダさんの話を聞き、質疑応答をしたのでした。

 会の冒頭、亀井静香氏が挨拶をされました。なんと亀井さん、チェ・ゲバラの大ファンというか、最も尊敬する人の一人だそうで、「貧困と圧政のために闘ったお父様のチェ・ゲバラの写真を執務室に掛けて今まで生きてきました。アメリカの大使が永田町の私の部屋を訪れた際、その写真を見て怪訝な顔をされていましたが・・・(ここで会場より笑い)
私は、抑圧される市民のために自らの命を投げ出した彼の爪のあかをでも煎じて飲みたいといつも思っているのです。」
みたいなことを述べられたので、ちょっとびっくり。

 広島出身の亀井氏は、自らの被爆体験を語った後、
「人類が絶対にやってはいけない愚かしいことの極地が原爆であり、
そのアンチテーゼが、ゲバラなのである」と結びました。
 いいお話でした。最近の亀井さんの死刑制度廃止についての発言など、とても共感する部分も多いのですが、、この日も私の中でのイメージが変わりました。でも確か、防衛ミサイル配備については、積極的推進派なんだよなあ・・・。そこは相変わらず共感できませんが!

 さて本題にもどります。アレイダさんは、まず日本映画や文化に親しみを持って育ってきたことを示した後、キューバと日本は、同じ島国であり、両国とも「他国から不幸な侵略を受けている」と名言しました。えっ。日本が侵略? どこから?と思わず考えたのでしたが、いうまでもなくそれは、アメリカのこと。沖縄に行き、沖縄の市民の声や現状を見てきたアレイダさんにとって、この状況は侵略以外の何ものでもないと映ったのでしょうか。

・キューバの輸出品は「医療」である。
 時に満面の笑みを浮かべ、時にお父さんそっくりの鋭い眼光で、手振り身振りをまじえながら、アレイダさんは話を続け、国会議員との質疑応答に答えていきます。興味深かったのは、キューバが国際協力を医療支援で行っていること。南アフリカには常時220から250人の医療者を派遣しており、そこからは、お金を支払ってもらっているそうだが、バングラディッシュ、グアテマラなどの貧困国においては、無償で行ているのだそう。また、今、ベネズエラには、3万人ほどの医療関係者がキューバから入っているとか。

「そんなにたくさんの医療関係者を国外に出して、キューバ国内の医者が足りなくならないのですか?」という質問については、「“連帯”というのは、自分のところで余っているものを出すのではなく、必要としているところに出すものです」ときっぱり。

 また、「そのように海外に医療協力で開発途上国に行くことは、人間として学ぶだけでなく、医療の専門家としても先住民の人たちからたくさんのことを学び、スキルアップしています。そしていいものをもらったら、“連帯”を通じてそれを返してあげる。それは当たり前のこと」だと、自らアンゴラの医療協力のミッションに参加した経験のあるアレイダさんは語ります。

 最後に、父、チェ・ゲバラが来日した際、彼が日本の社会を、国民たちをどう見ていたのかという、印象的なエピソードを聞かせてくれた、
「1959年、父ゲバラが日本を訪れたとき、そこに生まれようとしている大きな競争、格差について父は気になりましたが、日本人はあまり気にしていないようでした。歴史的に見て、日本には封建制度が長くありましたが、社会がかわったときに、それまでの君主が大企業の人間になってしまった。富がごく少数者である財閥などの手に移ったということは、それは国民の豊かさにはつながりません。
 私たちの暮らしの豊かさや快適さを求めていないわけではありません。でもそれが、目的の一番ではない、ということだけです。自分のためや、誰かの
ためではなく、みんなのために行う、ということですね。

 1959年から50年がたち、格差・貧困が深刻な問題になっている今の日本社会。
「社会主義の宣伝ばかりすると私を攻めないでね。でもやはり体制の違い、社会のシステムの違いは大きいですね」とにっこり微笑みながらいうアレイダさんの言葉に、国会議員の先生たちはどう思ったのでしょうか。
 
(水島さつき)
 

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長崎原爆忌
北九州が舞台になった原爆を題材にした拙著 児童向け小説「ぼくたちの空とポポの木」
URL 2008/06/07(Sat)16:12:57
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