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一昨日のテレビ番組「久米宏のテレビってやつは」に出演していた、姜尚中・東大教授のコメント「みんなでいっせいに就職活動をして、4月1日の入社式で社長の訓示を聞くみたいなことはやめたほうがいい」に思わず膝を打ちました。

私は、大学4年生時、他の学生と一緒に「リクルートスーツ」(いまは「就活スーツ」でしたっけ?)を着る気にならず、職についたのは卒業から半年後、ある団体の中途採用でした。

当時は、就職戦線に勝ち残らなければ、一気に転げ落ちるような時代ではなく、「拾う神」がいたことに感謝するばかりですが、そもそも、なんで企業は4月にまとめて新人を採用するのか、わからない。

人手が足りなくなったら募集をかける、あるいは常時門戸を開いて、「これは」という人材がいれば採用する。これが本来あるべき雇用の流動化であって、非正規雇用を増やすことではないと私は思うのです。

ドイツの知人にドイツでの就職活動について聞いたことかあります。彼によれば、学生が在学中に企業実習を受け、その後採用されるケースはあるものの、スタートラインに立って「よーい、どん!」みたいな就職活動はないとのこと。

4月1日入社をやめると、何が変わるか?

「いい学校→いい大学→いい会社」という真っ直ぐなレールに支線が増える。となると大学受験の仕方も変わる。それにともなって小中高での勉強スタイルも変わる――のではないか。

先の友人が入社したドイツ企業の採用試験は、書類選考、筆記試験、口述試験、そして最後に他の求職者と経営に関するシミュレーションをやったそうです。会社にある問題が起こったと仮定して、各自が社員となって解決のための議論をするというもの。その過程から能力を判断するそうなのですが、こうした厳しい選択試験を受けるとなれば、児童のうちから議論する能力をつけさせなければならないでしょう。

ところが与党の教育再生検討委員会では「生徒にきつく道徳を教え込むべき」などと、浮世離れしたことを言っている。

子供に道徳を強要する大人って、「自分が子供たちに尊敬されない」のが我慢ならない性格の人なのではないか。子供に尊敬されないのは、その人の人格のせいなのに、それを認めたくないから、「親を敬う心がない」とか「道徳心に欠ける」とか、あげくは愛国心などと問題をやたらでかくする

「日教組をぶっつぶす」と日教組の存在を過大評価して辞めた前国土交通大臣や、日本の侵略戦争を否定して得意満面の前自衛隊航空幕僚長も同じような精神構造ではないかと私は疑っているのですが・・・。話がそれました。これは別の機会に。
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