お久しぶりです。
今まだ何をしていたかというと、遠いところに旅に出ていました。
そして、ハッキリわかったことがあります。
人間を成長させるのはアウェイでの戦いだけであるということを。
さて、そんなアウェイで揉まれに揉まれた浦和レッズが、快挙を成し遂げました。
クラブワールドカップ(CWC)で、イランのセパハンを撃破し、ACミランとガチンコで勝負することになりました。
「内弁慶だ・・・」とか「Jをとれないでどうする・・・」とか、「J2に負けてどうする・・・」とか、言われましたけれど、日本チャンピオンよりもエライのはアジアチャンピオンだと思うのですよ。そして、いちばんすごいのは世界チャンピオン。
親善試合という名の興行ではない、本気の戦いを見せて欲しいモノですね。
シャレにならないほどアウェイの試合を戦い抜いてきた、浦和にはたくましさがあります。
それは、基本的に親善試合を国内でしかやらない日本代表とは違うすごさです。
はやくレッズを凌駕するようなチームが出てこないかなぁ・・・。
なぁなぁの状態では、良いものは生まれませんよ。
そんなことを昨日は思ったりもしました。
今まだ何をしていたかというと、遠いところに旅に出ていました。
そして、ハッキリわかったことがあります。
人間を成長させるのはアウェイでの戦いだけであるということを。
さて、そんなアウェイで揉まれに揉まれた浦和レッズが、快挙を成し遂げました。
クラブワールドカップ(CWC)で、イランのセパハンを撃破し、ACミランとガチンコで勝負することになりました。
「内弁慶だ・・・」とか「Jをとれないでどうする・・・」とか、「J2に負けてどうする・・・」とか、言われましたけれど、日本チャンピオンよりもエライのはアジアチャンピオンだと思うのですよ。そして、いちばんすごいのは世界チャンピオン。
親善試合という名の興行ではない、本気の戦いを見せて欲しいモノですね。
シャレにならないほどアウェイの試合を戦い抜いてきた、浦和にはたくましさがあります。
それは、基本的に親善試合を国内でしかやらない日本代表とは違うすごさです。
はやくレッズを凌駕するようなチームが出てこないかなぁ・・・。
なぁなぁの状態では、良いものは生まれませんよ。
そんなことを昨日は思ったりもしました。
PR
東京出身ながら地方でも相応の年月を暮らしてきた私には、「東京人」の地方に対する言動が腑に落ちないことが間々ある。
都市部に税収が集中している法人事業税の一部を新税に替えて、税収の少ない地方に再配分しようと政府が計画している。地域間の税収格差の是正が目的という。これに、東京都など都市部の自治体が反発している。
「法人としての受益者負担ということで払っているわけだから」と東京都の石原知事は記者会見で述べた。知事就任時に今の半分ほどだった法人税額を増やしたのは、自分たちの「内部努力」があったからだと強調もしているそうだ。
しかし、法人税額が伸びているのは、どう考えても景気回復のおかげだろう。そして、景気回復を果たし得た都市部の生活基盤を支えているのは、言うまでもなく地方でもある。
最も象徴的な例が、米軍基地や原子力発電所といった迷惑施設だ。「国策」の名のもとに、多くを地方に押しつけている現実から目を背けてはいけない。都会の住民と企業は、危険や騒音から離れたところにいながらにして、「安保の義務」を果たし、電気もたっぷりと使うことができる。
政府の手法への反発があるにせよ、「地方あっての都市」という視点が決定的に欠けたまま、果実だけを丸取りするのは公平ではない。
最近、裕福な財政に裏打ちされた東京の自治体のぜいたくな施策を実感することが多い。例えば、中学生まで医療費が無料なのは23区では当たり前だが、静岡くらいの県でもそんなことが出来る自治体はほとんどない。品川区の区立小中一貫校をはじめ、先端の教育施設のゴージャスぶりには目を見張る。
少子化対策や教育といった分野で、都市と地方の「格差」がどんどん広がっていることを危惧する。子育て世代の都市への集中が、ますます加速するのではないか、と。そうなったら、地方の将来を誰が担うのだろう。それは、必ずや都市の生活に影響を与える。
都市が膨らみ続けるばかりでいいのか。地方は衰退していくだけでいいのか。とくに東京に住む人たちは真剣に考えたほうがいい。今のままでは、いつか必ずしっぺ返しがくる気がしてならない。
都市部に税収が集中している法人事業税の一部を新税に替えて、税収の少ない地方に再配分しようと政府が計画している。地域間の税収格差の是正が目的という。これに、東京都など都市部の自治体が反発している。
「法人としての受益者負担ということで払っているわけだから」と東京都の石原知事は記者会見で述べた。知事就任時に今の半分ほどだった法人税額を増やしたのは、自分たちの「内部努力」があったからだと強調もしているそうだ。
しかし、法人税額が伸びているのは、どう考えても景気回復のおかげだろう。そして、景気回復を果たし得た都市部の生活基盤を支えているのは、言うまでもなく地方でもある。
最も象徴的な例が、米軍基地や原子力発電所といった迷惑施設だ。「国策」の名のもとに、多くを地方に押しつけている現実から目を背けてはいけない。都会の住民と企業は、危険や騒音から離れたところにいながらにして、「安保の義務」を果たし、電気もたっぷりと使うことができる。
政府の手法への反発があるにせよ、「地方あっての都市」という視点が決定的に欠けたまま、果実だけを丸取りするのは公平ではない。
最近、裕福な財政に裏打ちされた東京の自治体のぜいたくな施策を実感することが多い。例えば、中学生まで医療費が無料なのは23区では当たり前だが、静岡くらいの県でもそんなことが出来る自治体はほとんどない。品川区の区立小中一貫校をはじめ、先端の教育施設のゴージャスぶりには目を見張る。
少子化対策や教育といった分野で、都市と地方の「格差」がどんどん広がっていることを危惧する。子育て世代の都市への集中が、ますます加速するのではないか、と。そうなったら、地方の将来を誰が担うのだろう。それは、必ずや都市の生活に影響を与える。
都市が膨らみ続けるばかりでいいのか。地方は衰退していくだけでいいのか。とくに東京に住む人たちは真剣に考えたほうがいい。今のままでは、いつか必ずしっぺ返しがくる気がしてならない。
「ジョン・レノンが死んだんやて」
「うそや」
「知らんかったん」
「病気か?」
「撃たれよったんや」
「……」
自転車に乗った友人は猛スピードで私に追いつくとそう言って、
「先行くけん」と再びペダルを踏み込み、あっという間に小さくなってしまいました。
ジョンがニューヨークの自宅近くで精神疾患者に撃たれた1980年12月8日の夜、日本は翌日の午後で、私は高校から家に帰る途中でした。
ジョンとヨーコの久しぶりのアルバム、「ダブルファンタジー」が出たのは数週間前。母親から小遣いを前借りした私は、町のレコード屋に自転車を飛ばしました。ひと月の小遣いはLP1枚分だったのです。
帰って早々、レコードに針を落すと、最初の曲「スターティング・オーヴァー」のイントロから引き込まれ、A面が終わるまで、身動きせず、ステレオの前でじーっと聴き続けたのを覚えています。
私が洋楽を聴き始めたころ、すでにビートルズは解散していましたが、ジョンのソロ活動は比較的オンタイムで聴くことができました。マザー、ワーキング・クラス・ヒーロー、イマジン、マインドゲームス、パワー・トゥ・ザ・ピープル……。
ポップスに詳しい友人(といっても四国の田舎の高校生のことですから、FMラジオの番組をこまめにチェックし、毎月地元の本屋さんに1冊だけ届く雑誌「ロッキング・オン」をまわし読みしていた程度ですが)に言わせれば、「ジョンは、メッセージ性はあるけど、音楽センスはポール(・マッカートニー)の方が上」だそうで、ジョン好きの私を小馬鹿にすることもありましたが、「ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オーヴァー)」は好きだったようです。毎年12月、街中でときどきこの曲を耳にすると、27年前、「ジョン・レノンの死」を唐突に知らされ、何だか取り残されたような気分で、田んぼ道を自転車でとろとろと家に帰ったあの日を思い出します。
イラク開戦のとき、アメリカでは「イマジン」を流すのが自粛されました。厭戦気分を広げるからというのが理由です。
いまジョン・レノンが生きていたら、どんなメッセージを、どんなメロディに乗せて、歌っただろう?
ちなみに、12月8日は真珠湾攻撃の日(日本時間)でもあります。
「うそや」
「知らんかったん」
「病気か?」
「撃たれよったんや」
「……」
自転車に乗った友人は猛スピードで私に追いつくとそう言って、
「先行くけん」と再びペダルを踏み込み、あっという間に小さくなってしまいました。
ジョンがニューヨークの自宅近くで精神疾患者に撃たれた1980年12月8日の夜、日本は翌日の午後で、私は高校から家に帰る途中でした。
ジョンとヨーコの久しぶりのアルバム、「ダブルファンタジー」が出たのは数週間前。母親から小遣いを前借りした私は、町のレコード屋に自転車を飛ばしました。ひと月の小遣いはLP1枚分だったのです。
帰って早々、レコードに針を落すと、最初の曲「スターティング・オーヴァー」のイントロから引き込まれ、A面が終わるまで、身動きせず、ステレオの前でじーっと聴き続けたのを覚えています。
私が洋楽を聴き始めたころ、すでにビートルズは解散していましたが、ジョンのソロ活動は比較的オンタイムで聴くことができました。マザー、ワーキング・クラス・ヒーロー、イマジン、マインドゲームス、パワー・トゥ・ザ・ピープル……。
ポップスに詳しい友人(といっても四国の田舎の高校生のことですから、FMラジオの番組をこまめにチェックし、毎月地元の本屋さんに1冊だけ届く雑誌「ロッキング・オン」をまわし読みしていた程度ですが)に言わせれば、「ジョンは、メッセージ性はあるけど、音楽センスはポール(・マッカートニー)の方が上」だそうで、ジョン好きの私を小馬鹿にすることもありましたが、「ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オーヴァー)」は好きだったようです。毎年12月、街中でときどきこの曲を耳にすると、27年前、「ジョン・レノンの死」を唐突に知らされ、何だか取り残されたような気分で、田んぼ道を自転車でとろとろと家に帰ったあの日を思い出します。
イラク開戦のとき、アメリカでは「イマジン」を流すのが自粛されました。厭戦気分を広げるからというのが理由です。
いまジョン・レノンが生きていたら、どんなメッセージを、どんなメロディに乗せて、歌っただろう?
ちなみに、12月8日は真珠湾攻撃の日(日本時間)でもあります。
あすから、故郷のおふくろの見舞いに行ってきます。
途中、岩手の“五反百姓”の、やまねこムラを「表敬訪問」します。
村長さんのツジムラさんは、とても元気なご様子。
「待ってますよーっ。でも寒いからねーっ」
というメールが届いています。
一度溶けた雪が、また10センチほども積もっているそうです。
薪ストーブで暖まってきます。
吉田拓郎の歌。
「寒い友だちが 訪ねてきたよ
遠慮はいらないから 暖まっていきなよ…」
しみじみします。
猫が何匹もいるそうです。
彼ら(彼女ら?)に会うのも楽しみの一つ。
ストーブの横で、丸くなっているんだろうな。
それにね、
「新米のおにぎりと、芋の子汁を用意してるからねーっ」
いまから、ヨダレが出ています。
どう? 羨ましいでしょ?
日本の食料自給率が40%を切ったのは、かなり前。
でも、オバカな政府は、ろくな対策も打ち出せません。
やまねこ村長が怒るのは、あたり前ですよね。
日米安全保障がどうの、国際貢献がどうの、国益がどうの、
などと言う前に、まず自国のメシの心配をしろ!ですよ、まったく。
そんなオバカな政府なんか当てにしない。
やまねこムラは、自分のメシは自分で作るから心配ない。
そう言うツジムラ村長の生き方は、ピンッと背筋が伸びています。
いいですね。
久しぶりの再会です。
帰ったら、また報告しますね。
途中、岩手の“五反百姓”の、やまねこムラを「表敬訪問」します。
村長さんのツジムラさんは、とても元気なご様子。
「待ってますよーっ。でも寒いからねーっ」
というメールが届いています。
一度溶けた雪が、また10センチほども積もっているそうです。
薪ストーブで暖まってきます。
吉田拓郎の歌。
「寒い友だちが 訪ねてきたよ
遠慮はいらないから 暖まっていきなよ…」
しみじみします。
猫が何匹もいるそうです。
彼ら(彼女ら?)に会うのも楽しみの一つ。
ストーブの横で、丸くなっているんだろうな。
それにね、
「新米のおにぎりと、芋の子汁を用意してるからねーっ」
いまから、ヨダレが出ています。
どう? 羨ましいでしょ?
日本の食料自給率が40%を切ったのは、かなり前。
でも、オバカな政府は、ろくな対策も打ち出せません。
やまねこ村長が怒るのは、あたり前ですよね。
日米安全保障がどうの、国際貢献がどうの、国益がどうの、
などと言う前に、まず自国のメシの心配をしろ!ですよ、まったく。
そんなオバカな政府なんか当てにしない。
やまねこムラは、自分のメシは自分で作るから心配ない。
そう言うツジムラ村長の生き方は、ピンッと背筋が伸びています。
いいですね。
久しぶりの再会です。
帰ったら、また報告しますね。
毎週水曜更新の『マガジン9条』です。
ただ今、年末年始特別号の記事を準備中。
メイン記事は、あの人とあの人のビック対談。
実は、昨日、取材してきました!
ちょっぴり緊張しましたぁ(汗)
誰でしょう? 答えは、12月26日(水)に!
さて、今週の「マガジン9条」は、
今週は、コラムを中心にお送りします!
まず、【やまねこムラだより】は、
「若者の心身を鍛練するために、
徴兵制のような場が必要」という、
東国原宮崎県知事の発言から考えたこと、
思ったこと。
【雨宮処凜がゆく!】は、
以前からその計画についてお伝えしていた
「反戦と抵抗の祭<フェスタ>」について。
雨宮さんが「歴史的瞬間」と呼ぶ、
その当日の様子をレポートしてくれました。
【デスク日誌】は、
すべての人に
「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する、
憲法25条がテーマ。
昨今、厚生労働省が次々に繰り出す施策の数々には、
「冷酷さ」さえ感じます。
【マガ9レビュー】は、
演出家・栗山民也さんの初著作
「演出家の仕事」を取り上げます。
そして、お待たせしました!!!
さりげなくアピールできると大好評の声にお答えして、
【アピール9】は、恒例の
「2008マガ9オリジナル年賀状&ポチ袋」です。
その他、【みんなのこえ】【お知らせメモ】も
更新しています。
それでは今週も、じっくりとお読みください。
(水島さつき)
ただ今、年末年始特別号の記事を準備中。
メイン記事は、あの人とあの人のビック対談。
実は、昨日、取材してきました!
ちょっぴり緊張しましたぁ(汗)
誰でしょう? 答えは、12月26日(水)に!
さて、今週の「マガジン9条」は、
今週は、コラムを中心にお送りします!
まず、【やまねこムラだより】は、
「若者の心身を鍛練するために、
徴兵制のような場が必要」という、
東国原宮崎県知事の発言から考えたこと、
思ったこと。
【雨宮処凜がゆく!】は、
以前からその計画についてお伝えしていた
「反戦と抵抗の祭<フェスタ>」について。
雨宮さんが「歴史的瞬間」と呼ぶ、
その当日の様子をレポートしてくれました。
【デスク日誌】は、
すべての人に
「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する、
憲法25条がテーマ。
昨今、厚生労働省が次々に繰り出す施策の数々には、
「冷酷さ」さえ感じます。
【マガ9レビュー】は、
演出家・栗山民也さんの初著作
「演出家の仕事」を取り上げます。
そして、お待たせしました!!!
さりげなくアピールできると大好評の声にお答えして、
【アピール9】は、恒例の
「2008マガ9オリジナル年賀状&ポチ袋」です。
その他、【みんなのこえ】【お知らせメモ】も
更新しています。
それでは今週も、じっくりとお読みください。
(水島さつき)
「再編交付金」
いかにももっともらしい呼び名だが、要するに米軍再編を受け入れた自治体へのアメである。総額は今年度分だけで45億円を超える。もちろん、すべて血税だ。
先日発表された交付対象の自治体に、神奈川県座間市の名はなかった。市内にあるキャンプ座間に移転してくる米陸軍の新司令部(19日発足)に、反対を続けているからだ。
6期目となる座間市長は、保守系である。米軍再編が表面化する前に行われた前回3年前の市長選では、基地問題にほとんど触れなかった。「反基地」を訴えた共産推薦の対立候補に向き合おうとはしていなかった。
もともとキャンプ座間は「静かな基地」で、同市で基地問題と言えばむしろ隣の市にある厚木基地の騒音だったこともある。市長自身、基地との「信頼関係」を認め、基地の縮小・返還を市是としながらも、積極的に行動してきたわけではなかった。
だから、米軍再編が降ってわいた時、そんな市長のスタンスを知る地元の記者の間では「反対しているのは条件闘争のためのポーズでは」との懐疑的な見方も根強かった。
しかし、市長はこれまで反対を貫き続けている。「ミサイルが撃ち込まれても阻止する」と決意を語り、行動の先頭に立つ姿は「赤旗」にも取り上げられた。今回、たとえ交付金が受けられなくなろうともブレていないその姿勢には、改めて素直に敬意を表したい。
それにしても、安保や基地を容認していた市長をここまで怒らせる米軍再編とは何なのか。
政権寄りだった人たちから見てもなお、危険がいっぱいの話なのだ。少しばかりの交付金につられて、いのちを売ることはできない--。そんな市長のメッセージが聞こえてくる。
いかにももっともらしい呼び名だが、要するに米軍再編を受け入れた自治体へのアメである。総額は今年度分だけで45億円を超える。もちろん、すべて血税だ。
先日発表された交付対象の自治体に、神奈川県座間市の名はなかった。市内にあるキャンプ座間に移転してくる米陸軍の新司令部(19日発足)に、反対を続けているからだ。
6期目となる座間市長は、保守系である。米軍再編が表面化する前に行われた前回3年前の市長選では、基地問題にほとんど触れなかった。「反基地」を訴えた共産推薦の対立候補に向き合おうとはしていなかった。
もともとキャンプ座間は「静かな基地」で、同市で基地問題と言えばむしろ隣の市にある厚木基地の騒音だったこともある。市長自身、基地との「信頼関係」を認め、基地の縮小・返還を市是としながらも、積極的に行動してきたわけではなかった。
だから、米軍再編が降ってわいた時、そんな市長のスタンスを知る地元の記者の間では「反対しているのは条件闘争のためのポーズでは」との懐疑的な見方も根強かった。
しかし、市長はこれまで反対を貫き続けている。「ミサイルが撃ち込まれても阻止する」と決意を語り、行動の先頭に立つ姿は「赤旗」にも取り上げられた。今回、たとえ交付金が受けられなくなろうともブレていないその姿勢には、改めて素直に敬意を表したい。
それにしても、安保や基地を容認していた市長をここまで怒らせる米軍再編とは何なのか。
政権寄りだった人たちから見てもなお、危険がいっぱいの話なのだ。少しばかりの交付金につられて、いのちを売ることはできない--。そんな市長のメッセージが聞こえてくる。
週刊『エコノミスト』(12月4日付)連載「政流観測」で、中村啓三さんは、先の福田訪米での共同記者発表について次のように書いています。
「米国の関心事は、米国産牛肉の輸入拡大、イランの核開発、北朝鮮問題の順で、日本で大騒ぎしているインド洋の給油活動再開は、法案審議を見守る以外にないと極めて冷静な態度だったといえる」
私はこれを読んで、小泉政権時代から感じていた「日本の自民党政権は東ドイツの政権党だったドイツ社会主義統一党の末期に似ているのではないか」という思いを強くしました。政治イデオロギーは正反対ですが、日本のアメリカに対する態度と当時の東ドイツのソ連に対するそれに、内政の都合によって国際情勢を見誤っている共通点が見えたからです。
東ドイツは建国以来、ソ連を社会主義の兄弟国、運命共同体とみなしていました。ところが、ソ連ではゴルバチョフの登場後、国内では民主化、対外的には緊張緩和が進んでいました。
でも、東ドイツはソ連のペレストロイカ(建て直し)を真似ようとはしませんでした。自国で民主化を行えば、自らの権力がもたないと思ったのでしょう。しかし、政権維持のためにはソ連の後ろ盾が欠かせない。こうした事情から、東ドイツはペレストロイカをやんわり否定しながら、ソ連へのラブコールは欠かさないという、分裂症的な状態になっていったのです。
1989年10月7日の東ドイツ建国40周年記念の日、最大級の国賓として東ベルリンに招かれたゴルバチョフは、国家元首のエーリヒ・ホーネッカーはじめ、ドイツ社会主義統一党の幹部たちにこう言ったそうです。
「遅れてくる者は、歴史に罰される」
その後、東ドイツでは民主化運動が勢いを増し、約1ヵ月後にベルリンの壁が崩壊したのは周知のとおり。
小泉前首相はかつて「日米関係がよくなれば、よくなるほど、アジアとの関係もよくなる」と、およそ国家元首とは思えない底の浅い発言をしました。しかも、自分は同時に靖国神社への参拝を繰り返した。靖国遊就館の展示が、中国や韓国だけでなく、アメリカにも決して納得できないものであるにもかかわらず(日本人がスミソニアンでの原爆投下爆撃機、エノラ・ゲイの展示の仕方に納得できないように)。
こうした外交のデタラメさ加減は、福田内閣の新テロ特措法案への執着に引き継がれているように思えます。インド洋での給油ができなくなると、国際社会から孤立する? 与党は主張しますが、先の中村氏のコラムを読むと、アメリカの覚えめでたくして、政権を維持しようと思っているだけではないのか。
こうしたやり方で失敗したのが、東ドイツの対ソ外交でした。それは最終的に自国の消滅を招きました。「運命共同体」であるはずのソ連は当時、すでに東ドイツを飛び越えて西ドイツとの経済関係を強めていたのです。これを、ソ連をアメリカ、東ドイツを日本、西ドイツを中国に置き換えてみたら……。
同じ図式が東アジアでも当てはまるとは限りませんが、いまの自民党を見ると、政権党が末期症状に陥っているように思えてならないのです。
「米国の関心事は、米国産牛肉の輸入拡大、イランの核開発、北朝鮮問題の順で、日本で大騒ぎしているインド洋の給油活動再開は、法案審議を見守る以外にないと極めて冷静な態度だったといえる」
私はこれを読んで、小泉政権時代から感じていた「日本の自民党政権は東ドイツの政権党だったドイツ社会主義統一党の末期に似ているのではないか」という思いを強くしました。政治イデオロギーは正反対ですが、日本のアメリカに対する態度と当時の東ドイツのソ連に対するそれに、内政の都合によって国際情勢を見誤っている共通点が見えたからです。
東ドイツは建国以来、ソ連を社会主義の兄弟国、運命共同体とみなしていました。ところが、ソ連ではゴルバチョフの登場後、国内では民主化、対外的には緊張緩和が進んでいました。
でも、東ドイツはソ連のペレストロイカ(建て直し)を真似ようとはしませんでした。自国で民主化を行えば、自らの権力がもたないと思ったのでしょう。しかし、政権維持のためにはソ連の後ろ盾が欠かせない。こうした事情から、東ドイツはペレストロイカをやんわり否定しながら、ソ連へのラブコールは欠かさないという、分裂症的な状態になっていったのです。
1989年10月7日の東ドイツ建国40周年記念の日、最大級の国賓として東ベルリンに招かれたゴルバチョフは、国家元首のエーリヒ・ホーネッカーはじめ、ドイツ社会主義統一党の幹部たちにこう言ったそうです。
「遅れてくる者は、歴史に罰される」
その後、東ドイツでは民主化運動が勢いを増し、約1ヵ月後にベルリンの壁が崩壊したのは周知のとおり。
小泉前首相はかつて「日米関係がよくなれば、よくなるほど、アジアとの関係もよくなる」と、およそ国家元首とは思えない底の浅い発言をしました。しかも、自分は同時に靖国神社への参拝を繰り返した。靖国遊就館の展示が、中国や韓国だけでなく、アメリカにも決して納得できないものであるにもかかわらず(日本人がスミソニアンでの原爆投下爆撃機、エノラ・ゲイの展示の仕方に納得できないように)。
こうした外交のデタラメさ加減は、福田内閣の新テロ特措法案への執着に引き継がれているように思えます。インド洋での給油ができなくなると、国際社会から孤立する? 与党は主張しますが、先の中村氏のコラムを読むと、アメリカの覚えめでたくして、政権を維持しようと思っているだけではないのか。
こうしたやり方で失敗したのが、東ドイツの対ソ外交でした。それは最終的に自国の消滅を招きました。「運命共同体」であるはずのソ連は当時、すでに東ドイツを飛び越えて西ドイツとの経済関係を強めていたのです。これを、ソ連をアメリカ、東ドイツを日本、西ドイツを中国に置き換えてみたら……。
同じ図式が東アジアでも当てはまるとは限りませんが、いまの自民党を見ると、政権党が末期症状に陥っているように思えてならないのです。
maga9ブログパーツ
Link
RecentEntry
壁崩壊から20年
(11/11)
マガ9のブログパーツ
(11/02)
妻の貌
(07/31)
東方政策
(07/30)
未熟すぎる政治家たち
(07/16)
オヤジ系は細事を軽視する
(06/26)
オペラグラス
(06/05)
RecentComments
『マガジン25条』は可能なりや?[01/11 十文字(衆愚代表)]
ごめんなさい[11/25 お玉おばさん]
なるほど[11/07 コルヴィッツ]
材木マイレージ.[10/26 クレヨン伯爵]
熱くなりすぎましたが[10/24 コルヴィッツ]
中高年の方が凶暴かについて[10/21 クレヨン伯爵]
RecentTrackback
Archive
ブログ内検索
Writing by
AboutUs
マガジン9条編集部
ここは「マガジン9条」のブログです。「マガジン9条」とは、05年の3月に立ち上がった週刊のウェブマガジン。「憲法9条」のことを中心にさまざまな記事を掲載しています。このブログは、その「マガ9」の編集に関わるスタッフたちよって綴られる日々のあれやこれやです。「マガ9」の更新情報や、編集からこぼれてしまった情報などもこちらで紹介していきます。
●スタッフ紹介・・・・
水島さつき)
編集作業と事務局の仕事、それから週一のメルマガ担当。時々、「この人に聞きたい」インタビューや対談、ルポなどもやってます。年齢は秘密です。趣味は、猫を可愛がること。
コルヴィッツ)
「世界から見た今のニッポン」へのコラムを集めるべく、友人知人関係を越えて、ネットの海を遊泳しています。気分転換にやるのは、深夜にロックをヘッドフォンで聴いて踊ること(もちろん誰も見てないところで)。
想起来)
(シャンチーライと読んでください。中国語で「思いつく」)「マガジン9条」創刊以来の関わりですが、今は特に担当はありません。関心があるのは、肩こり、眼精疲労、腰痛をどう治すか。北京五輪に行くかどうか、迷ってます。好きな食べ物は、りんごとおせんべい。
アンドレ)
2m近い身長に120キロの体重をもち、どこからどう見ても体育会系、が、まったく運動をしたことがないオタク中年サラリーマン35歳。埼玉県在住。マガ9のアクセス向上主任。好みのタイプは音無響子。
図案チーム)
デザイン、イラストを担当の4人チーム。マガ9のページデザインには、読みやすさ、明るさ、ばかばかしさ、正直さ、テキトーさを心がけています。
●スタッフ紹介・・・・
水島さつき)
編集作業と事務局の仕事、それから週一のメルマガ担当。時々、「この人に聞きたい」インタビューや対談、ルポなどもやってます。年齢は秘密です。趣味は、猫を可愛がること。
コルヴィッツ)
「世界から見た今のニッポン」へのコラムを集めるべく、友人知人関係を越えて、ネットの海を遊泳しています。気分転換にやるのは、深夜にロックをヘッドフォンで聴いて踊ること(もちろん誰も見てないところで)。
想起来)
(シャンチーライと読んでください。中国語で「思いつく」)「マガジン9条」創刊以来の関わりですが、今は特に担当はありません。関心があるのは、肩こり、眼精疲労、腰痛をどう治すか。北京五輪に行くかどうか、迷ってます。好きな食べ物は、りんごとおせんべい。
アンドレ)
2m近い身長に120キロの体重をもち、どこからどう見ても体育会系、が、まったく運動をしたことがないオタク中年サラリーマン35歳。埼玉県在住。マガ9のアクセス向上主任。好みのタイプは音無響子。
図案チーム)
デザイン、イラストを担当の4人チーム。マガ9のページデザインには、読みやすさ、明るさ、ばかばかしさ、正直さ、テキトーさを心がけています。
HP:マガジン9条